大人の自由研究 私を成長させたパワーワード
こんにちは。ミライ経済Lab.株式会社 代表の神田千鶴です。
今回は、ちょっと夏休みということでコラムはお休みに、、、
と思ったのですが、
毎月、自分が想像する以上の多くの方々に読んで頂いているので、
頑張ります(いつもありがとうございます!)
今回は、「箸休め」の回として、
私の『大人の自由研究』を公開したいと思います。
この夏、ふと、
今までに自分をバージョンアップさせるような機会っていくつかあったはずだなー
何がキッカケだったんだろう
と思い、
アタマの中から引き出してみました。
すると、強烈な印象として残っている「キッカケ」に共通していることは、
パワーワードが存在していたことです。
どんな言葉が刺さるのかは、環境、心情、それまでの経験など様々な違いから
人それぞれなので、私にとってのパワーワードが直接、誰かの役に立つとは思っていないのですが、
まぁ、私の勝手な自由研究なので
へ~~ と読み流してもらえればいいかな、と思います。
では、特に強烈だった3つを時系列で紹介します。
まず1つめ
これは、私が幼少期からずっと大事な場面で父に言われていた言葉です。
「子どもの頃から自分の好きにできるなんて、いいね。羨ましい」と思った人は甘いです。。。
ろくな知識も経験もないのに、
自分のことは自分で考えろ
と終始突き放されるわけです。イマイチな判断であったとしても軌道修正はしてくれません。
感覚的には、 崖から突き落とされたライオンの子 の気分です。
でも、そのお陰で、正解を与えてもらわないと動けないということもなく
正解を見つけるために右往左往するということもなく
自分で正解を創る という能動的な大人になれたので、父には本当に感謝しています。
もう少しエピソードを知りたい方は、Noteの自己紹介もご覧ください。
2つめは、
なんともフツーの言葉で、逆にびっくりしたかもしれません。
これは、公認会計士になる前、
国内メーカーなど純日本企業で働いていた私が、外資系企業で働くことになってから、
自分も相手も気分よく仕事できる術として勝手に学んだことです。
私が勤めていた外資系企業とは欧米の会社で、社内公用語は英語 という環境でした。
ビジネス・カルチャーの違いで驚いたことはたくさんあるのですが、私の中の一番は
「すみません」 より 「ありがとう」 を、という違いです。
もちろん、自分のミスで周りに多大な迷惑をかければ、「すみません」と言うのですが、
日常のちょっとした約束、たとえば 「この仕事の期限を1日早めよう」みたいなことを約束したのに、
それを忘れていることを本人に伝えた場合、
「ごめん!忘れてた!!」ではなく
「Oh!ありがとう。キミのお陰で思い出せたよ。ちょっと約束よりは遅れるけど大丈夫かな?」
みたいに返されることに最初は衝撃を受けました。
でも、そんなに悪い気もしないし、むしろ建設的だと学び、
私自身が何かをやらかした時は、「すみません」と言うのですが、
それだけでなく「ありがとう」も添えるようになりました。
これが意外とお互いを冷静なポジションに戻してくれるのですよ。
そして、建設的な相談に進める。。。
私は、今でもずっと意識して使っています。
最後3つめ
これは、公認会計士になってから、上司に言われた言葉です。
一般企業で長く働いていた身からすると、
監査法人の働き方や仕事の進め方の非効率さ等々、新人といえども、我慢できない!
と思うことがたくさんあったので、
その都度、わざわざ上司の席に行って「こんなの、おかしい!」と言っていました。
今思えば、
イチイチ不平不満を言いに来る新人をぞんざいに扱うこともなく、
ちゃんと対峙してくれたシニアマネージャーの器の大きさに感服なのですが、
その時の私は、必死。
どれだけ「おかしい」かを毎回、力説していました。
上司は、私の話しを一通り聴いてくれて、
いつも最後に「で、お前はどうしたいの?」と聞き返してくるのです。
最初の頃は、それに対して「わかりません!」と感情的になって不貞腐れてたのですが、
ある日、「こういう風に変えたい」と具体的な意見を言うと、
「ふむ。なるほど。じゃ、やってみて」と言われました。
それからは、文句を言いに行く時(笑)は、提案もセットで、
が当然のようになりました。
私が入社3年目ぐらいの時には、
上司が、「なんか、チーム運営がイイ感じになったねぇ~」とニヤリ。
ぺーぺーのスタッフが先輩たちを差し置いてマネージング業務をやってるのは、どうなのか、
という疑問はあったものの、
私にとっては大きな収穫でした。
今でも自宅の机の目の前には、
『提案なき批判は無意味』 と書いて貼ってあります。
そして、不平不満が現れた時は、解決提案が浮かぶまで
口に出さないようにもしています。
これらの3つは、自分というビジネスパーソンの構成要素といっても過言ではないな、と
改めて思っています。
自分の「軸」を再認識できました。
あなたのターニングポイントや成長機会は、どんなだったのでしょうか。
あなたも、こうして、自分の『たな卸し』をしてみてはいかがでしょう。
大人の自由研究、おススメします。