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コラム - ミライ経済Lab.株式会社‐企業改革に関するお悩みをサポート

コラム

代表 神田千鶴のコラムはじめます。

カテゴリ: コラム 作成日:2019年02月22日(金)

弊社代表者として、ビジネスウーマンとして、会計士として、その時々の視点で感じたことや温めている想いなどを随時更新していきます。

どうぞお楽しみに。

ミライ経済Lab.を創設した、もうひとつの理由

カテゴリ: コラム 作成日:2019年03月16日(土)

こんにちは。ミライ経済Lab.株式会社 代表の神田千鶴です。

「ご挨拶」のページは、もう読んでくださいましたか?

「ご挨拶」では、私がこの会社を興した原動力は、『危機感』という名の情熱と野望だとお伝えしました。

「会社が会社の本質を忘れてしまっていること」を本当に、心底、とても残念に思っています。

だから、ぜひ真の会社の姿を取り戻しましょう!全力でサポートします。

 

それはそれとして、

 

私がなぜ、この会社を興したのか、には、実はもうひとつ個人的な理由があります。

それは、『罪悪感』です。

 

私は、色々な意味で、どちらかというと割とタフな環境で育ってきました。

ですが、「もうムリかも」と思ったところに幸運が、みたいなことが重なりに重なって、

いまは何不自由ない生活を送ることができています。

毎日「ありがたいな~」としみじみ感謝しながら眠りにつくのが日課なのですが、

時々、「もし、あのラッキーな出来事がなかったら、どうなっていたんだろう」と、

ふと考えることがあって、その、私には起こったラッキーな出来事が、起こらなかった人生を歩んでいる子供が現実にはたくさんいることが、とても気になっていました。

なんか、自分だけラッキーで申し訳ない、と。

 

いつか・・・必ず何時か、不遇な環境にある子供たちの役に立つ仕事をしよう!

そう最初に思ったのは、中学生の時。志願して行った乳児院(様々な事情で親から離れて暮らす0~2歳児のいる施設)でボランティアをしたその日に誓いを立て、社会人になってもずっと想いを抱きながら、

でも忙しい日々はただただ過ぎていくばかりでした。

 

そして、ある日、私は、あまりの忙しさに倒れてしまいました。

出張帰りで羽田に到着した飛行機から自力で降りることができず、CAさんに両脇を抱えられた時に

「座席の上に荷物が・・・」と言ったところまでは覚えていますが、そのあとの記憶がありません。

主治医には、「心臓が丈夫でよかったですね。あなたは運がいい」と言われました。苦笑

その後、休職。医者の制止を振り切り、早々に復帰してみたものの、直近3年分の記憶がまだらに喪失していることが発覚したのも重なって、長い長いリハビリの日々を過ごしました。

 

長い年月を経て、やっと完全復帰し、「さぁ、やるぞ~」と思った時に、、、、、

“そんなもののために生かしたんじゃない”と誰かに言われた夢をみました。

正直、今までみた夢の中で二番目に怖かった。。。

 

数日後、テレビをなんとなくみていると、日本財団のCM(夢の奨学金編)が流れました。

朝刊を配達する男子高校生の映像 ――――――  

ん?小遣い稼ぎのバイトじゃなさそう。この子も生きるために稼いでいるのかな? 

自分の高校時代と重ねてみていた次の瞬間、目に飛び込んできたのは、

「毎年、1,800人の子どもが、児童養護施設を出なければならない」 という文字  

 

30秒のCMが終わった時には、「NPO法人をつくろう」と決めていました。

 

監査法人に所属しながら、ボランティアで活動することもできたかもしれません。

でも、それでは、私の罪悪感は消えないと思ったので、独立をして、

子供たちの役に立つ仕事にも注力できる道を選びました。

独立を決めてから、色々と調べ、考えたりする中で、福祉としての慈悲の事業でなく、

会社の社会的義務の一環として何かできないのか、だって会社は、社会課題を解決する器なんだから、

という思いが強くなりました。

 

それを自分の会社で挑戦するために、私はこの会社を興しました。

 

賛同してくださる仲間や企業と共に、新しい試みにチャレンジする。

そんな強い決意でいます。

アメブロをはじめました

カテゴリ: コラム 作成日:2019年04月19日(金)

こんにちは。ミライ経済Lab.株式会社 代表の神田千鶴です。

 

今月から、アメーバブログをはじめました。

ずいぶん昔に、匿名(ニックネーム)でブログは書いていたのですが、

会計士になってからは、そんな心の余裕もなくなり、

会計士には守秘義務もあるので、「ポロっと書き」になることに怯え、

ブログは、フェードアウトになっていました。

 

今回始めたブログには、私の個人的な体験や想いを、少し「ゆるめ」に、「独り言」として

つぶやいていこうと思います。

こちらのコラムとの使い分けについては、記事のアップが増えてくると、なんとなく感じて頂けるところが

あるのではないかと思っています。

 

どちらも楽しんで頂けると嬉しいです。

 

記念すべきアメブロの1回目は、「株式会社をつくってみた」です。ぜひ読んでみてください。

https://ameblo.jp/candy24425/entry-12455380850.html

 

NPO法人という世界

カテゴリ: コラム 作成日:2019年05月17日(金)

こんにちは。ミライ経済Lab.株式会社 代表の神田千鶴です。

 

前々回3月のコラムでは、私がこの会社を興した「もう一つの理由」をお伝えしました。

もう読んでくださいましたか?読んでない方は、ぜひ読んでください!

未来の話しにはなりますが、不遇な環境にある子供たちが将来を諦めることなく、

のびのびと育つ場を作ることに取り組んでいきたいと思っています。

 

そう思っている矢先、

縁あって、子供に関する社会課題に取り組む複数のNPOの方たちとの出会いがあり、

色々な形で関与させて頂くことで、企業とはまた異なる世界を知ることになりました。

 

「会社とは何だろう」という私の中に常にある命題と、ついつい照らして考えるクセがついているようで、

組織という視点で、会社との違いに目がいきました。

 

 

NPOという組織に感嘆したこと

 

(1)多様性がすごい!

経歴も価値観も本当に様々な人たちが、集っているので、

「えー。そういう発想もあるのか」みたいなことばかり。

自分の価値観と違って理解はできない、けど受け入れはする、という文化が根付いているようにみえます。

特に、選択肢など考えられる可能性を挙げている時は、

組織としてより広い視野で選択できる結果になるので、すごいです。

私が関わる人たちは、全員日本人ですが、それでもこんなに多様性を感じれるのは、新たな発見です。

 

(2)共通目標に対する熱量がすごい!

子供たちをよりいい環境に、という想いがそれぞれ熱くて、「惰性」みたいなことがあまりなく、

エネルギッシュです。これを情熱と呼ぶのね、と改めて思うほど本当に熱いです。

また、それを引き出したり、ココロを揺さぶるための仕掛けも用意されていたりするので、勉強になります。

 

(3)運営にムダが少なくて合理的! 

NPOは、その活動だけでは食べていけなくて、メンバーの多くが兼業の場合が多いことから、

限られた時間を有効に使わざるを得ないというところもあるんでしょう。とにかく、

会議も密度が濃くて、色々なことをどんどん決めていくので、終わったらグッタリ。

今日の会議って何の意味あるんだっけ?みたいなのがないのは、素晴らしいです。

 

(4)智恵と工夫がすごい!

資金が充実しているNPOというのは、ほんの一握りで、

大抵のNPOは資金難の場合が多いというのが現状です。

だからこそ、資金の集め方含め、あらゆる場面で智恵と工夫をもって乗り切る姿勢があり、

集まった資金にとても感謝しつつ、「集まったこの資金でできる最大のことは何か」が常に意識されているように感じます。

 

(5)「走りながら考える」というやり方が既に取り入れられている!

社会課題の解決のために動くというのは、「先例のないこと」のオンパレードなので、

英知を集結して協議はするものの、視点は、「絶対やらないか否か」とシンプルにみえます。

絶対にやらない、今はどうしてもできないとジャッジしたもの以外は、とりあえず動いてみてから考える、

というのが普通に浸透しているのは驚きです。

 

 

 

もちろん、いいことづくめで盤石!というわけではなく、課題もあります。

 

1つは、(4)であげた、活動財源の確保は常に大きな課題である、ということ。

NPO法人の主たる財源は、寄付や助成金という極めて不安定なものです。

株式会社制度のように、投資者(資金の出し手)に直接利益が還元されることがない、

というのも資金集めを難しくする一因ではあります。

ですが、日本では、

度重なる災害で「助け合って生きていこう」という個々人の意識が眠りから目覚めたことを契機に、

企業自体も自社の社会的存在を再考し始め、CSRの一環として、SDGsを意識して、

社会課題に関与していこうという方向にあることは、

きっかけはどうあれ、健全な会社への第一歩だと思っています。

 

もう1つは、組織の運営の難しさです。

NPO法人という組織に感嘆したこれらの内容は、まさに今の時代の企業にも求められているものばかり。

NPOが企業の先をいっていると私は感じるのですが、その運営は、まだ試行錯誤中にみえます。

例えば、(1)であげた多様性。

価値観が違う意見も受け入れるとはいえ、

他のメンバーに自分の意見をきちんと説明することは必要です。

「ほら、アレだよ。そんな感じ」みたいな曖昧な言葉でも、企業内でずっと一緒にいる人には伝わりますが、

ここでは、そうはいきません。

なので、あうんの呼吸で仕事が進む環境で育ってきた人がメンバーに多くいると、

それぞれが持つ「常識」の「違い」を逐一確認しないといけないひと手間が生じますし、それを怠ると、

誤解したまま事が進んでいってしまう場合もあります。

 また、先に書いたように、資金的な事情から、メンバーが常勤ではないというのも

スムーズな運営の障害になっている場合もあります。

 

 

ほかにも色々と課題はあります。

ですが、企業が参考にできることはとても沢山あるように感じています。

 

現状を変えなければいけない、わかっているけど、変わらない、変えられないと苦慮する企業のみなさま。

どうしてNPOではさっさと実現できていると思われますか?

 

NPOは組織の規模が企業に比べて小さいから、存在目的が違うから実現できているのでしょうか。

 

それもあるでしょう。しかし、私は、それだけではないと思っています。

 

 

 

 

組織は人なり。人は、『仕組み』 『仕掛け』 『感情』 で動くと、私は考えています。

どれが欠けても十分な成果は出ないとも思っています。

NPOには、このすべてが揃っているんです。

 

 

さて、あなたの組織は、すべて揃っていますか?

どれが不足しているでしょうか、どれが不十分でしょうか?

 

ウチの社員は変わってくれない、

ウチの組織は変わらない、

と嘆く前に、まずはじっくり観察してみてはいかがでしょうか。

NPO法人vs企業⁈  ~ ダイバーシティ編 ~

カテゴリ: コラム 作成日:2019年06月21日(金)

こんにちは。ミライ経済Lab.株式会社 代表の神田千鶴です。

 

前回5月のコラムでは、NPO法人を引き合いに、

組織は人なり。人は、『仕組み』 『仕掛け』 『感情』 で動く、

とお伝えしました。

もう読んでくださいましたか?読んでない方は、ぜひ読んでください!

 

私が関わっているNPOには、この3つが揃っているので、エネルギーにあふれています。

一方で、私が見聞きしてきた企業には、この3つの何かが足りないか、何かが不十分。

企業の中に澱が溜まっているかのような、あるいは疲弊感を感じることも多々あり…

 

どうして、そう感じるのだろう、と改めて考え、要因を整理してみました。

 

根本の要因は、企業外部にある、

1.ビジネス環境の激変と地球環境の変化

2.これに感化された人々のマインド変化とライフスタイルの変化

であることは、明らかです。

 

そして、“これに対応しなければ、というフェーズでいつまでも止まっている”という状態が、

企業の中に澱が溜まっているかのように感じる要因なのかもしれません。

あるいは、多くの企業は、これらの外部要因を察知し、対応を始めてはいるものの、

成果が出ない、みえない、という状態なので、疲弊感を感じるのかもしれません。

 

さて、あなたの会社は、どうでしょうか…

ちょっと一緒に考えてみませんか。

大半の企業においては、その対応がフィットしていないか、

本質からズレている可能性があると思われるので。

 

 

 

まずは、前提の整理です。

人は、『仕組み』 『仕掛け』 『感情』 で動きます とお伝えしました。

そして、この順番通り、

機能的で合理的な仕組みがある

仕組みを活かす仕掛けがある

感情(モチベーション)が上がる

組織がエネルギッシュに動く

と、流れていきます。

 

つまり、仕組みが機能的で合理的ではないのに、仕掛けを講じても従業員は動きません。

思わず動きたくなる仕掛けもないのに、従業員のモチベーションを上げる策を考えても無駄です。

そもそも、モチベーションは「上がる」ものであって「上げる」ものではないのです。

 

これに照らして、先ほどあげた外部要因

1.ビジネス環境の激変と地球環境の変化

2.これに感化された人々のマインド変化とライフスタイルの変化

に対して、あなたの会社は、どのような対応をしているか考えてみてください。

 

「環境も消費者も変化しているんだ。それをよく考えよう!」と会議で檄を飛ばすだけ

になっていませんか?

その前に、組織の「仕組み」は時代に合っているでしょうか?

戦略的部署を設置した、組織体系をフラットにしたなど、仕組みを変えた、というのは素晴らしいですが、

それを活かす仕掛けまで用意できていますか?

 

 

例えば、

NPOは、多様性がすごい! と前回お伝えしました。

一方で企業でも、ダイバーシティは注目されています。

一時よりは一服感があるものの、まだまだ企業課題のトレンドのような扱いで、

「ダイバーシティを進めようと思ってる」 「進めないといけない」という声をたくさん聞きます。

ですが、「ダイバーシティが進んできた」 「組織に多様性がうまれた」という声を

私はまだ聞いたことがないのです。

 

ダイバーシティを推し進める部署を設置し、ダイバーシティの啓蒙研修を実施し、

女性や外国人役員の採用目標を掲げる…

と、仕組みを早々に整えた企業は拍手ものです。

まずは、仕組みを変えることで、社内外に認識してもらうことは、とても大事。

ポイントは、

従業員など社内外の人たちに「変わったんだな、変えたんだな、本気なんだな」

と感じてもらえること。

ダイバーシティ担当部を設置し、部長を置いたとしても、

その部長1人しかいなくて担当者を兼務していて、

その企業が5,000人を擁する組織だったら、「本気なんだな」にはならないでしょう。

“見せ方”は、侮れません。ぜひ戦略的に考えてみてください。

 

 

そして、その先 ――――。仕掛けの用意です。

ここが肝です。

ここが不十分な組織がとても多いように感じています。

その策が本質からズレないように、そもそも論に一旦戻りましょう。

 

そもそも、ダイバーシティを取り入れようと思った理由は何でしょうか。

 

 

NPO法人においては、

・新たに持ちあがった課題の解決策を挙げる時に、選択肢の幅を広げて考えたいから

・被支援者の個性や属性がそもそも多様なので、支援者側も多様な人をストックしておきたいから

と明確です。

 

このメリットをどうしても享受したくて、

意見がぶつかることや、それぞれが持つ「常識」の「違い」を逐一確認しないといけないという

デメリットを覚悟して受け入れているようにみえます。

 

企業でも、ダイバーシティを進めることで、具体的に何を享受したいのか、

今一度、明確に示してみることをお勧めします。

組織に多様性があると、何か新しいことが起こりそうだから。では、抽象的すぎてNGです。

それだと、デメリットを受け入れる覚悟ができないからです。

 

この、そもそも論が明確になると、

自分の価値観と違って理解はできない、けど受け入れはする、という空気をあらゆる場面で用意する

『仕掛け』がはじめて機能してくるのです。

また、それを引き出したり、ココロを揺さぶるための仕掛けも用意できるはずです。

 

 

仕掛けが上手く機能すると、自ずと感情は動きます。

 

 

どうでしょう、あなたの組織の見直しポイントのヒントは見つかりましたか?

ウチの社員は変わってくれない、

ウチの組織は変わらない、

と嘆く前に、まずは、動いてみる。そして走りながら考える。

小さなタスクから始めてみませんか?

コラム 特別号 ~夏バージョン~

カテゴリ: コラム 作成日:2019年08月28日(水)

こんにちは。ミライ経済Lab.株式会社 代表の神田千鶴です。

 

 

今回は、7、8月の合併バージョンでお届けします!

 

 

この時期は、 なんとなく浮足立ってしまうのは私だけでしょうか…?

長期休暇を取る人も多い時期ですし、とかくイベントが多い時ですよね。

 

私もこの時期、イベントが重なり、それぞれのイベントで色々なことを考える機会がありました。

それを列挙してみようと思います。

 

日本公認会計士協会の研修の一環でジャパネットたかた創業者の高田明氏の講演を聴きました

東京地区の会計士向けイベントだったので、都心の会場で行われたのですが、割と広いアリーナ席は満員、

2階席もほぼ埋まるすごい聴衆の数でした。

私が著名人の講演を聴くときは、その方の話す内容よりも、

立ち居振る舞い方や、成功者・一流と言われる方々に共通のことって何だろう、という観察をしてしまいます。

今回は、「まず自分が楽しむ」「そして相手も楽しませる」というスタンスだと会場が一体になるんだな、

ということと、

誰がなんと言おうと自分を信じ、信じたことをやり続ける人が成功者や一流と言われる人たちで、

凡人との違いは、ただ1つだけ。「やり続けるか否か」なんだな、と改めて実感しました。

 

 

 

・年1回開催される国際女性ビジネス会議に個人スポンサーとして参加しました

この会議は、私が勝手に師匠と慕っている、佐々木かをり氏が主催する会議で、

政治家、学者、企業の役員など様々な分野の方たちを中心にパネルティスカッションしながら

聴衆者も質問という形で参加し、双方向で議論する会議です。

扱うテーマも複数あって、自分の興味あるテーマに参加します。

この会議に参加したい、という学生が結構いるみたいで、

その学生の分の参加料も負担して参加するのが個人スポンサーで、

会議当日、支援した学生と顔合わせして

「支援ありがとうございます」

「いえいえ、将来の役に立つと思うから、楽しんでね」

みたいな交流があります。

 

会議が終わって夜の懇親会の時に、

個人スポンサーは、檀上にあがって800人ぐらいの参加者の前でざっと紹介されるのですが、

佐々木氏が「はい、一言どうぞ」と私にマイクを渡してくださったので、軽く自己紹介して感想を述べました。

すると檀上から降りた後、数人の女性が名刺交換に来てくださり、

みなさん「監査法人を辞めて独立されたお話し、詳しく聞かせてください」と。

名刺をみると、全員、監査法人に勤める同業者でした。笑

一番多かった質問は、「辞める決断の決め手となったことは何?」でした。

会計士に関わらずだと思いますが、「今のままでいいのか」とずっと自問自答している方は

多いのかもしれませんね。 

 

先の質問に対する私の回答ですか?

私の場合は、こうでしたよ、と弊社Webサイトのご挨拶に書いたことを掻い摘んでお話しし、

どうしようか、って迷って動けない時は、動くタイミングじゃない気がしますよ。

「その時」がきたら思わず動いてしまうんだと思います、とお伝えしました。

 

 

・日本財団の助成で開催されたNPOのシンポジウムに一聴衆者として参加しました

一定のチェック項目を満たすNPO法人に「お墨付き」を与えて、

玉石混合状態から「玉」を取り出しNPO法人の信頼性を高めようという動きがあることを知りました。

グッドガバナンス認証という制度だそうです。

企業は、上場という「お墨付き」があるのにNPOにはないのかしら、と思っていたので、おー素敵な傾向、と嬉しくなりました。

公認会計士として評価のお手伝いとかできればいいなー、なんて色々と妄想してしまいます。

 

 

・NPOが主催するCoyellというイベントに実行委員として参加しました

児童養護施設などで育った、親を頼れない子供たちの現状を多くの人に知ってもらおう、というイベントの

準備段階から関与し、当日も舞台裏でサポートしました。

社会問題に関するイベントは、センシティブな部分が多いので、

賛否両論、色々な意見を頂くんだな、ということを知りました。

ビジネスでも「三方よし」を意識しよう、と言いますが、

誰かの利益のために誰かが犠牲になっていないかという配慮が大事、というのは容易いのですが、

そのジャッジは実際はとても難しく、結局は信念が拠り所になるのかな、と感じています。

 

 

・日本公認会計士協会の定時総会に初めて出席しました

来賓として麻生財務大臣が挨拶され、

「会計士よ、もっと頑張ってくれ」という内容の檄を飛ばして行かれました。

はい、すみません。もっと頑張ります…

 

 

・一般社団法人×こども食堂×NPOの共催イベントにスタッフとして参加しました

某女優さん率いる一般社団法人と横須賀にあるこども食堂さんと私が関与するNPOの共催で、

大人、子供、性別、国籍、障害有無に関係なく、10mの白紙にみんなで絵を描こう!というイベントに

スタッフとして参加し、受付や片付けをしながらイベントを見守っていました。

芸能人の方の活動は、マスコミが注目してくれるので、訴求力が増します。

しかも、某女優さんは、準備段階から当日の現場も先頭に立って切り盛りされていて、

ずっと動きっぱなしでした。

「名前を貸しますよ」ではない、本気で社会活動をする芸能人って、

ご自身の知名度というチカラの使い方がカッコイイ!と感動しました。

権力や権限を持った時、その使い方に「人となり」が滲み出てしまうんだと私も肝に銘じました。

 

 

・何年かぶりに自腹で映画を観ました。

いつも誰かに奢らせていたわけではなく、映画でも観ようかな、という心のゆとりが欠けていて、

映画に行くのは、専らチケットを頂いた時。制作に関わっている方から頂くものだったので、

観なければ!という使命感をもって行ってたのが今まででした。

 

起業してから心のゆとりができたのか、 『RBG最強の85才』  が観たい!と思い、

映画館に足を運びました。

この作品は、85歳で現役の最高裁判所判事を務めるアメリカの女性を追ったドキュメンタリーで、

彼女の名前ルース・ベイダー・ギンズバーグの頭文字をとって「RBG」だそうです。

弁護士として女性差別解消のために戦い、自らも女性でありながら判事になり、保守的な判事と対立を重ね…

と聞くと、法廷で情熱的に力説して相手を黙らせる強面のキャリアウーマンを想像するかもしれません。

というか、私は、それを想像していました。でも違いました。

自分の信念に基づいて論理的に見解を構築し、相手を論破するのでなく、相手の意見も傾聴し、

共に最適解を目指しましょうというスタンスの人にみえました。

仕事でもプライベートでも口数の少ない物静かで思慮深い人らしいです。

これを「しなやか」に仕事するっていうんだなぁ、としみじみ思った次第です。

残念ながら、私は口数少なく物静かに仕事できるタイプではないので、

彼女のようにカッコよく振る舞うことはできませんが、

自分らしく「しなやか」に仕事することは改めて意識しないとな、と自戒する機会をもらいました。

 

 

 

 

あなたは、今年どんな夏を過ごされましたか?

 

この時期は、3月決算の企業にとっては、前期の株主総会がやっと終わったと思ったら、

上期業績が決まってしまう追い込み時期。

休暇のあとは、それぞれの任務に追われる日常に戻っているのかもしれませんが、

リフレッシュできたわー で終わるのはもったいない。

 

暦年で半分が過ぎた頃ですし、大人の自由研究として、この夏に感じたこと、得たもの、

改めて噛みしめてみてはいかがでしょう?

シンポジウムの意義

カテゴリ: コラム 作成日:2019年09月20日(金)

こんにちは。ミライ経済Lab.株式会社 代表の神田千鶴です。

 

 

8月のコラムでは、今夏の私が体験したイベントを列挙して、

色々と考えるきっかけになったことの「さわり」部分をお伝えしました。

 

今月も、その続編みたいな感じですが、

『ファンドレイジング・日本2019』  に参加して考えたことをお伝えします。

 

 

このイベントは、日本ファンドレイジング協会が主催するものなんですが、

そもそも、“ ファンドレイジング ” という言葉自体が耳慣れないかもしれません。

 

私もこの言葉を知ったのは数年前。

監査法人から独立した先輩が、自身の専門分野の上場支援だけじゃなく、

非営利のNPO支援もやるとのことで、

「どんな支援ですか?」

と聞いて返ってきた言葉が

「ファンドレイジング」

でした。

 

その時は、NPOの資金集めのお手伝い と(勝手に)理解していたのですが、

今回のイベントに参加して、

そもそも資金集めとは、

社会課題の認識を広めて、

理解を促して、

共感者を協力者へ導いて、

その社会課題解決の参加者になってもらうこと

と同義と知りました。

深い!!!

 

 

企業の資金調達も同じことのはずなんですけど、

利益獲得のため、企業存続のため、

が全面に出ているのだとしたら、これからの時代は、上手くいかなくなるでしょうね。

資金調達も商売自体も。

 

 

で、イベントのお話しに戻りますが、

この『ファンドレイジング・日本2019』 は、朝から夕方まで×2日間で行われ、

ファンドレイジングや社会課題、NPO経営などを題材に用意されている77のセッションから、

時間割とにらめっこして

自分の興味あるセッションに参加し、知見を吸収し、

同じセッションに参加した方々と意見交換したりする、タフでエキサイティングなものでした。

 

私個人的には、行動経済学の取り入れ方と、ソーシャルIPOという2つのセッションが

特に興味深かったですが、その内容は、またの機会にお伝えするとして…

 

 

とあるセッションで、

社会福祉士の方とお話しする機会があり、

その方が所属する社会福祉協議会では、

引きこもり状態の人を対象に、フリースペースにまずは来てみる、そして缶バッチを作ってみる

という支援をしていることを教えてくださいました。

引きこもり状態の人たちが作った缶バッチを1つ100円で販売しているということなので、

私も1つ購入させて頂きました。

 

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その社会福祉士の方曰く、

缶バッチの購入は、それを作っている人たちの大きな励みになる、

社会参画の一歩へとつながっていく、と。

 

おー、確かに。

この取り組みで社会復帰できる、とまではいかないにしても、

そのはじめの一歩、とっかかり、一つの何かのキッカケ にはなる気がする。

 

この「はじめの一歩」というのがミソで、

福祉分野に限らず、これをやるかやらないかは雲泥の差だと思っています。

 

 

企業経営でも、最近やっと、「まずは、やってみよう」という空気になってきた感がありますが、

まだまだ

「それは採算がとれるのか」とか

「どれぐらいのニーズを見込んでいるんだ」とか

試みを始める前の会議で頓珍漢な質問をする役員がいるようで、はぁぁぁ、とため息がでます。

 

それがわからないから 「小さく」 試してみる、一歩だけ進めてみる 

そして、感触を得てからジャッジする

 

そう、ジャッジしてから動くのではなく、動いてからジャッジするんです。

 

そうしないと、時代においていかれますよーーーーー

と企業の中心で叫びたい気分です。

 

 

一方で、非営利の世界に関して感じることは、

はじめの一歩を試みる行動力に感嘆しつつ、

その先にも進もうよー と思うことが多々あります。

はじめの一歩の活動で恩恵を受ける人がいると、なんか解決した錯覚に陥るのか、

ホッとしてしまうのか、その先まで手が回らないのか、

本質の課題解決に向けて、さて、次どうします?のところに辿り着かないもどかしさを感じています。

手が回らない、次のステップは自分たちのテリトリーじゃないというなら、

それを別の団体なりにバトンを渡す連携があればいいのになー、と。

 

今回出席したイベントは、それを実現するための協力者や連携先探しの機会にもなると感じ、

シンポジウムの開催とその利用って意識的にやるのがとても大事だな、と感じました。

 

今年は10周年記念大会だったらしく、

今までで最大の参加者(確か1,600人ぐらいと主催者が言っていたような…)だったそうですから、

その多数の中から同志や協力者を見つけるのは大変かもしれませんけど…

何かしらの属性で参加者をカテゴライズして、入場許可証のIDストラップの色分けとかできれば、

見つけやすくなるのかな、とか、参加者みんなにとって有意義なシンポジウムにするには、

と、頭の中で色々シミュレーションしてしまいます。

 

経済界でも、ベンチャーはシンポジウムとかやってますし、

特に最近は、大企業とベンチャーのお見合い機会っていう明確な目的の会合とかも増えていますが、

もっと異業種混合で、「日本から世界を変える」みたいな、敢えて大きすぎるテーマで、

大々的規模のものがあってもいいのになーと思ったり。

 

 

1年後ぐらいに実現するとオモシロイなーと勝手な妄想をしている今日この頃です。笑

所得隠し・税金申告漏れのNEWS

カテゴリ: コラム 作成日:2019年10月31日(木)

こんにちは。ミライ経済Lab.株式会社 代表の神田千鶴です。

 

 

ここ最近、著名な芸人さんに所得隠しと税金の申告漏れがあった

というニュースをネットで頻繁に見かけます。

このニュースを見て、私は、税金について改めて考える機会をもらった気がしています。

 

というのも、

私自身は、

公認会計士になる前と後で税金に対する考え方に変化があり、

更に

NPOを立ち上げたいと思ってから非営利のことを色々調べる中で、

徴税制度に疑問を抱くようになっていたので、

今回のことを受けて、

「みんなで税金のことを考えたいな」

「タックス・リテラシーを向上させたいな」と、思ったわけです。

 

それは、税金申告というルールはちゃんと守ろうね、みたいなお話しではなく、

そもそも、税金って何で納めないといけないんだっけ?という「そもそも論」まで遡及します。

 

 

私は、公認会計士になる前は、税金は「搾取されるもの」で、

せっかく稼いだ微々たる収入から税金として搾取していく国や地方自治体は、

まるで敵のような感覚でいました。

つまり、税金は、『納めたくないもの』で、節税をしている人は肯定的にみていたし、

脱税した人には、「まぁ、気持ちはわかるよな」と思っていました。

 

でも、

公認会計士になって、経済社会の仕組みを俯瞰的にみることが多くなってから、

「あ。税金があるから、安心して暮らすことができるんだった。」

と今さらのように気付きました。

 

「税金がなければ、アスファルトできれいに舗装された道もないし、

夜道は、明かりがなくて歩けないし、

ごみを決められた場所にそっと置いておくと、ちゃんと持って行ってくれることもないし、

安全な水をじゃぶじゃぶ使うこともできないのか…」と。

 

当たり前すぎて、まったく意識していなかったけど、

生活インフラは税金が財源なわけで、

もし税金がゼロになったとしたら、

ごみは自分で焼却し、ぬかるむ道を靴を汚しながら歩く…

医療費だって、税金が投入されているから、

税金がないと、病気になっても、病院にさえ行けないかもしれないんだ…

教育費は・・・?

と次々妄想すると、恐ろしくなって、

しっかり稼いでしっかり納税しよう、という気持ちに変わりました。

 

 

生活インフラに税金投入はいいんだけど、、、

色々なところに税金の無駄遣いされてるのがイヤなんだよねー

という声が聞こえてきそうですね。

 

確かに、それは思います。

でも、だから税金納めないことに努力を傾けるっていうのは、

それでいいんだろうか、って気がしませんか?

しっかり納税して、使い方をしっかりチェックする、なのでは?

と思うのは私だけでしょうか?

 

経費として落とさないと損、みたいなスタンスでいて、

国税局と揉め、挙句、「所得隠し」と言われてしまうよりも、

文句言わせないぞ、くらい堂々と潔い会計処理するスタンスでいて、

この駅前の街灯は自分が設置したに等しいな、ふふふ、ぐらいに思える方が、

カッコいいな、と思ってしまうのは私だけでしょうか?

 

 

ただ、

徴税制度はもう少しなんとかならんですか、、、と思います。

 

現在の日本では、圧倒的に会社勤めの人が多いので、

給料から自動的に税金が控除されてしまい、

納税している感覚が乏しく、

そうすると、

税金が何にどういくら使われているのか、しっかり確認しようという気持ちになりにくいと思うんです。

個人事業主は、個人の自発的納税に任されているから申告モレが多発するわけですし。

 

 

さらには、寄付の仕組がほぼないと言っていいのが残念です。

海外では、寄付文化が根付いているのに対し、

日本ではそれがない、と言われることがありますが、

これは仕組の違いだと思っています。

 

もちろん、海外は宗教的に寄付が根付いている面もあるかと思いますが、

海外では、税金として国に託すか、NPOなどに寄付という形で託すかを選択できる制度なので、

国には任せられるかー!と怒る人は、納得する活動をしているNPOを探してそこに託す、

これが海外の寄付に関する仕組みだと私は理解しています。

 

 

日本は、寄付しても、税金の一部が免除されるだけ。

つまり、どっちに託す?みたいな大胆な選択ができる仕組みではないし、

それに近づけようと導入されたふるさと納税は、全く違う使い方をされていて、悲しい限りです…

 

 

ぼくらは、みんなで 生きている、

 

そのためには税金が必要で、

利己基準の発想だけで行動していては、

みんなも自分も生きていけないんだ

 

と私は思っていますが、

あなたはどうですか?

 

今回のニュースで何を思いましたか?

 

 

あなたの去年の納税額はいくらか、即答できますか?

あなたが税金から受けている恩恵はいくらぐらいの感覚ですか?

 

あなたの会社はどうですか?

 

この機会に税金について、じっくり考えてみてはいかがでしょうか。

研修は 「研き」「修める」 機会になっているか

カテゴリ: コラム 作成日:2019年11月29日(金)

こんにちは。ミライ経済Lab.株式会社 代表の神田千鶴です。

 

 

少し前に、SNSで2つのニュースに目が留まりました。

 

1つは、

元国営鉄道が14年前に起こした脱線事故(死者100人以上、重軽傷者500人以上)の事故車両を

(賛否両論あるものの)社員研修施設で保存することを決めた

というニュース

 

もう1つは、

元国営銀行が、保険販売で顧客を欺く行為をしていた件で、当時、ノルマを達成していた局員は「社内接待」、ノルマ未達成局員は研修で罵倒していたらしい

というニュース

 

このニュースを見て、

研修の使い方が会社によってこんなに違うのか、

と考えさせられる機会をもらいました。

 

 

私は、自分が研修を受講する側としては、「座学」といわれる詰め込み型がとても苦手で

時間をドブに捨てている感覚で研修に参加していました。

だから、というのもあり、自分が研修を提供する側になってからは、

参加者自身が己を「研き」、「修める(正して補う)」 そんな機会になるように、

自走する研修を意識して提供しています。

 

 

先の元国営鉄道のニュースは、私が提供している疑似体験型研修に近いと感じます。

公共交通機関の業務に従事する身を想像すると、

事故を発生させてはいけない、というのはもちろんアタマではしっかりわかっていても、

フッと気が抜けた時に…

ただただ真面目にルールを守ることに必死になっていたら…

起こす気はないのに起こってしまった、というそのシチュエーションを、

研修を通して知り、

ぐちゃぐちゃになった事故車両を目の当たりにすることで、

一度、自分も失敗したような疑似体験をするのは、

「安全第一は絶対に遵守してください」と説明される

座学の研修からは得られないものがあると思っています。

 

一方、先の元国営銀行のニュースは、私が最も残念と思う研修の使い方です。

研修で罵倒するのは論外ですし、そんなことはしないという会社が大半だと信じています。

ですが、

コンプライアンス違反者への研修などなど、

罰を受けるものの義務として設定している会社は多いのではないでしょうか。

 

その場合の研修は、座学やe-learningで、

疑似体験できるようなコンテンツにはなっていない場合がまだ大半のように感じます。

違反者には研修を受講させるという仕組みがあるのは、立派な体制だと思いますが、

受講させた、という事実だけを作って終わっている会社が多い気がするのは私だけでしょうか?

 

研修は、

座学やe-learningで情報を受講者に提供するもの   という時代は終わり、

受講者が勝手に学ぶための自走の場を提供するもの  という時代になっている

と私は思っていますが、

あなたはどう思いますか?

 

罰として受けさせる研修が、

今後の違反撲滅や本人の成長につながるには、どうしたらいいでしょうか。

 

罰として受ける研修こそ、

本人がこの先どんな行動で示していくのか自ら考え、納得して実際に行動に移せるお膳立てをする

内容であるべきと思っているのですが、どうでしょうか?

 

 

あなたの会社の実態はどうですか?

この機会に研修について、じっくり考えてみてはいかがでしょうか。

コラム 特別号 ~冬バージョン~

カテゴリ: コラム 作成日:2020年01月31日(金)

こんにちは。ミライ経済Lab.株式会社 代表の神田千鶴です。

 

今回は、12、1月の合併バージョンでお届けします!

 

新年が始まってもう1か月が経ちますが、 

あまり「年の区切り」を感じない気がするのは私だけでしょうか…?

だからこそ、というわけではありませんが、

昨年1年を軽く振り返り、この1年のことをしっかり考える機会があってもいいのかな、と思い、

私の場合はこんな感じ、というのを公開してみます。

 

 

●昨年の1年間

 2019年1月に会社を設立し、お蔭様で一周年を迎えることができました。

新しい出会い、久々の再会、色々な方とお仕事させて頂くことで、想い描いたことができる喜び、

思いもよらないことができた喜び、想像していたものと違ったという気付きなど、

多くの糧を得ることができました。

皆様に感謝しつつ、今後は得た糧をさらにサービスに昇華させて展開していけるように精進して参ります。

 

 

振り返りは、以上です。

反省とかしてる時間があるなら、ゼロベースで先のことを考えた方が有意義だと思っているので、

私の場合、いつも振り返りは秒で終わります。

 

 

 

●今年の1年間

 この1年のことをしっかり考える機会を・・・ と自分で言っておきながらナンですが、

私は、1年区切りで物事を考えることをあまりしません。

それがいいのかどうかは、さておき、

 

 

私は、ざっくり10年を区切りにしてその年代が終わる時にどうなっていたいかを想像し、

手帳に「未来予想図」を描く、ということを20代の時からやっています。

30代、40代、50代、60代、70代まで描いていたのですが、今年からは80代も追加しました!

それはそれは壮大な未来で、誰かに見せたら 「はぁ???」 と呆れられるかもしれません。

でも、それぐらいがいいんです。

たまに手帳のそのページを眺めて、「そうなっている」自分を妄想すると楽しくて、楽しくて。

どこからかとんでもないエネルギーが沸いてくる感じになります。

そして、驚いたことに、ずいぶんと時差があっても、なんとなくであっても、

今まで実現していってるんですよね。

壮大に描く未来が。

不思議ですよね。

 

自分の描いた未来予想図をワクワクしながら眺めることで、自分が洗脳されるんでしょうか。

新しい手帳に変えた1年の初めに書き写しながら、

「あ!これ叶ってるー!」なんて思わず独り言をいったりするので、

喜び物質みたいなものが体にあふれてまた自然と頑張ってしまうんでしょうか。

 

こうあらねば

ではなく、

こうなりたいな、あわよくば。

がミソなんでしょうね。

 

それと、

各年代で、なりたい自分を要約してキャッチコピーみたいなものを作り、

それに向けて10年間でやることを、抽象的な表現で箇条書きしてるのですが、

1つ先の年代の 「なりたい自分」 になるために、

今の年代で仕込んでおくべきことを今の年代の欄の箇条書きに含めているのもミソなのかもしれません。

 

1つ先のための仕込みは、自分にとって未知の領域だったりするので、

なかなか上手くいかなかったり、悔しい思いや、困難もありますが、

「そりゃそうだよね。だって、次の年代のこと先取りでやってんだもん。そんなの想定内、想定内」と

自分で納得できるというか、

背伸びしてるんだから、今できなくても大丈夫と、自分で自分を慰めて消化できるというか、

だから肩の力を抜いてチャレンジできるというか…

困難な場面であっても、苦にはならないんですよね。

 

 

 

思うんですけど、

あらゆるシーンで

困難な場面が苦になるのって、

やらされてるから

もしくは

突然やってくるから

なんではないかと。

「自分事」 にして 「想定内」 にもっていければ随分とラクになります。

それを私は、未来予想図を描くことで自然と学んだ気がします。

 

そんな自分の未来予想図を今年の初めも眺めながら、ふわっと、でもエネルギー満タンで

1年を進んでいこうかと思っております。

 

 

あなたは、今年どんな一年を過ごす予定ですか?

手帳を開いて、あなたの未来予想図を描いてみてはいかがでしょうか?

 

これも研修コンテンツにしようかしら。。。笑

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