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NISAを機に投資を始める人への警告 - ミライ経済Lab.株式会社‐企業改革に関するお悩みをサポート

コラム

NISAを機に投資を始める人への警告

カテゴリ: コラム 作成日:2024年02月29日(木)

こんにちは。

ミライ経済Lab.株式会社 代表の神田千鶴です。

 

2024年2月22日、日経平均株価が35年ぶりの最高値をつけました。

経済新聞の1面はお祭り騒ぎ状態で、経済番組は街頭インタビューまでしていて、

高揚感を煽っているようにみえて違和感を抱きました。

NISAが恒久的な制度になったことで、投資を始めた人や始めようとしている人が

間違った方向へ誘導されないか心配になったので、

今月は一言だけ伝えておきたいです。

 

 

 

投資は博打とは違います

ただ

博打かのように利用している人もいるのでその真似はしないこと

です。

 

 

もう少し具体的に言います。

 

投資によって得られる利益には

インカムゲインとキャピタルゲインという2種類があります。

 

投資を博打に使っている人たちは

キャピタルゲイン(株などを売買することで差益を得る)を巧みに操ろうとしています。

株価を常に確認し、売買を頻繁に行うことが投資と思っている輩です。

 

そしてメディアでもその様子が伝えられることが多いので

投資は怖い、危険というイメージを与えてきました。

もう1つの利益であるインカムゲイン(株などを保有していることで得られる配当などの利益)

がほぼ認識されていなかったからです。

 

本来の投資とは、長期保有を前提にインカムゲインを中心に考えるべきものなので

日々の株価など気にする必要がありません。

 

いいですか

株価とは上がったり下がったりするものなんです。

それが最高値であろうが急落であろうが、上下するものということに変わりはないのです。

日々の株価をチェックする必要も株価の上下に動揺する必要もありません。

投資したらその日から最低1年間は株価をみないぐらいがいいのです。

投資初心者は、長期保有を念頭にインカムゲインを中心に考えましょう。

 

NISAをきっかけに投資を始めた人は、口座開設までとても迷ったかもしれません。

最初の1歩はハードルがとても高かったでしょう。

でもそれを越えてしまうと気が大きくなったり、周りやマスコミの情報に惑わされたり焦ったりして

タガが外れ、慎重な判断ができなくなる可能性がありますから気を付けてください。

 

また、

投資に関して「勝ち」「負け」という言葉を使っている人はプロを名乗っていても信用すべきでないので

情報収集の時には特に気を付けてくださいね。

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