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リスク管理の難しさ - ミライ経済Lab.株式会社‐企業改革に関するお悩みをサポート

コラム

リスク管理の難しさ

カテゴリ: コラム 作成日:2020年02月28日(金)

こんにちは。ミライ経済Lab.株式会社 代表の神田千鶴です。

 

 

いつの間にか、気が付けばニュースは新型コロナウィルスのことで一色になっています。

 

私が最初に日本のTVニュースで観た時は、 

中国の武漢で感染者が数十名、死亡は数名  が報じられ、

専門家が

「現時点では感染者も死亡者も少なく、流行するかはわからないので、静観」

みたいなコメントをされていた というのがおぼろげな記憶です。

それからは、あれよあれよと感染者も死亡者も膨らみ、

中国以外でも…なんて報道されてすぐに、日本でもついに感染者が…

そして死亡者まで出てしまい、更には、濃厚接触者以外からの感染か、、、

みたいな大ごとになって、

これ以上の市中感染をどう防ぐか、

学校関係まで休校要請・・・

などなど、恐々とした感じになっています。

 

 

こうなると、

何の権限もなく、何の責任も負わない人たちからは

政府の対応が遅い、 

騒ぎすぎ、

というような批判の類のコメントが飛び出します。

 

まぁ、その意見はごもっともと思う反面、もし自分が判断をする立場だったらどうだろう、

と考えてしまいます。

私が関与する組織の役員の方たちも、自社主催のイベント開催をどうするか、

従業員の勤務をどうするか等々、全方位に目を向けて考えないといけない事が多く、

その判断時期、公表時期含めて苦悶しておられます。

 

 

 

企業のリスク管理という点では、今回の疫病リスクだけでなく、

平時にリスク分析と対処法をしっかり作りこんでおくことの重要さを改めて感じます。

とはいえ、

平時に、起こってもいないリスクに対して分析と対処法を考えるのは机上の空論に傾きがち。

こういう「起こってしまった時」に、

「もしも次に起こってしまったら」 を想定して、整理し直すのが一番現実的で有効だと感じています。

 

 

もちろん、今は “有事”。

リスク分析の見直しなど悠長なことはやっていられません。

ですが、この先、少し落ち着いた時点ですぐにリスク見直しすることを頭の片隅に置いておくと、

今の動きも変わってくるはずです。

 

自分のことだけ、家族のことだけ、自社のことだけ、日本のことだけ

考えていては、様々なものを見誤ることにも気付くでしょう。

地球規模で皆が協力してパンデミックを阻止したいですね。

 

 

 

大変な時ほど背を伸ばし、深く息を吐く。

そして、ニッコリと作り笑いをしてみる。

そうすると不思議と視界が格段に広がります。

 

騙されたと思ってやってみてはいかがでしょうか。

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