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新型コロナウィルスを契機に改めて考えたこと  - ミライ経済Lab.株式会社‐企業改革に関するお悩みをサポート

コラム

新型コロナウィルスを契機に改めて考えたこと 

カテゴリ: コラム 作成日:2020年04月30日(木)

こんにちは。ミライ経済Lab.株式会社 代表の神田千鶴です。

 

新型コロナウィルスの影響、、、まだまだ地球規模で続きそうですね。

日本では、全国的に緊急事態宣言が延長されそうで、

まだまだ予断を許さないということですが、

医療現場が完全崩壊する前に収束できるのかも気になるし、

経済的な影響も気になるところ。

個人や法人の支援策は、、、、弱い、遅い、という声も聞かれますが、

どうにかこうにか形にはなってきています。

 

今月のコラムでは、

経済の視点から、法人支援策を通して私が感じたことを、

自戒の意味を込めて記しておこうかと思います。

 

 

弊社も“中小企業”であり、ご多分にもれず、

この状況下でかなり苦しい状況になりつつあるので、日々のニュースをチェックし、

経産省や東京都のホームページで支援策を調べたり問い合わせたりしていました。

 

この状況下においての「困りごと」は、もちろん企業によって違うとは思いますが、

大半の企業が気をもむのは、やはり   資金繰り  でしょう。

ベンチャーなどのスタートアップ企業なら当然、

大企業でさえ、銀行に追加融資を依頼していることがニュースに取り上げられたりしています。

弊社のいまの「困りごと」は、資金繰り その1点につきます。苦笑

 

借入をして新規事業を始めるのは、数年先の計画だったので、現在は借入ゼロ。

今回の支援策では、支援条件に該当すれば、金利と保証料がゼロで調達できる。

でも、こんな“突発事象”が借入のスタートになるっていうのもなぁ、、、

事業の勝算があるから借り入れるものなのに、いま借りて

そもそも返済できるのか、、、とちょっと弱気なことも一瞬チラついたりして。

 

だったら、「持続化給付金」という、返済しなくていい支援金を申請すればいいか、

と思ったところで、ハッとしました。

 

 

返済しなくていいこの支援金の財源は、国のお財布から出るので、

当然ながら、税金なわけです。

 

でも、日本は、今回のような“有事”がない年でも、支出予算は、収入である税金で賄えず、

国債という借金でやり繰りしてる状況なのに、

今回は、やむを得ないとはいえ、また借金が膨らむわけです。

借金は、未来へのツケです。

国の借金は、未来の大人たち、つまり今の子供たちが背負うことになるものです。

 

だとすると、国のお財布から私が受け取ろうとしている支援金は、

子供たちに対して、「私の会社は、未来に向けて大きく貢献しますから!」と

胸を張って宣誓できないといけないと気付きました。

そして、冷静に考えると、銀行からの借入だって全く同じ。

 

 

とにかく、今をしのがないといけないから、

何でもいいから、もらえるものに飛びつく。

会社が生き延びるためには、正しい思考なんだと思います。

 

でも、

 

我が社は、果たして生き延びる価値がある会社なのか

未来に向けて価値を提供し続ける自信があるのか

それを一番先に考えないといけないと思うんです。

 

それに自信がないような会社は、2択しかない。

未来に向けて価値を提供できる事業に転換するか

会社を畳むか

どちらかしかない。とりあえず、はダメだと思うんです。

 

 

キレイごとだと鼻で笑われるのは承知ですが

 

私は

 

世の中を、人々を、シアワセにできない会社は存在するべきじゃない

自分たちのエゴだけで生き延びている会社は、世の中から退出すべき

 

と本気で思っています。

 

 

だから、まずは、自分に問わねば。

私の会社は、未来に向けて大きく貢献すると、胸を張って堂々と言えるのか、と。

生活があるから、創業したばかりだから、等々、自分の都合だけで続けようとしていないか、と。

 

 

自分のアタマとココロを整理した結果、

銀行からの借入も、政府が用意してくれた支援金も、覚悟をもって申請しようと思います。

世の中を、人々を、シアワセにできる会社を1社でも増やそうと

これからも真剣に取り組んでいきます。

 

 

 

嘆いても、グチっても、言い訳しても、コロナが消えてくれるわけではありません。

これを機に、あなたも、

あなた自身と

あなたの会社の在り様を一度真剣に考えてみてはいかがでしょうか。

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