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“ ニューノーマル ” に振り回されない - ミライ経済Lab.株式会社‐企業改革に関するお悩みをサポート

コラム

“ ニューノーマル ” に振り回されない

カテゴリ: コラム 作成日:2020年08月28日(金)

こんにちは。ミライ経済Lab.株式会社 代表の神田千鶴です。

 

今日は、総理大臣が辞意表明、というニュースに驚きましたが、

次の首相は、何を基準に選ぶことになるんでしょうね。

喫緊の課題はコロナ対応、関連してオリンピックと経済総崩れの死守ですから

政策論議にならないでしょうし。

まぁ、首相を直接選ぶわけでもないので、見守るしかない一国民です。笑

 

 

最近、よく耳目にとびこんでくるようになった “ ニューノーマル ” という言葉。

総理大臣が変わったからといって、新しい常識が刷新されるわけでもなく、

どう受け入れるのか、みたいな話題は、もうしばらく続くのかな、と思っています。

 

この言葉、元々はリーマンショックの時にうまれた言葉らしいというのを

私は今回、ネット検索して初めて知りました。

リーマンショックの頃は、もう会計士として監査の仕事をしていて、

経済用語には割と敏感だったはずなんですが、

そんな言葉を見聞きした覚えがまったくない、、、です。

 

当時、私が担当していた企業も業績がとんでもない事態になり、

監査上、難しく厳しい判断をしないといけない場面があったことは、よく覚えているのですが。

もしや、

当時の日本、そして企業は、『じっと我慢する』ことでやり過ごすことができたからでは。。。

新しい常識、常態を構築し、受け入れる必要が、結果としてなかったのでは、

と、いうのが私の仮説ですが、

当時の自分の周辺実態をおぼろげに思い出しての「感想」にすぎないので、ご容赦を。

 

今回の場合は、外出するな、人と接触するな、という

全国民に『じっと我慢する』ことが求められた事態で、しかもまだまだ、出口が見えない。

企業も『じっと我慢する』ことは、とっくに始めているけれど、いつまで耐え忍べばいいのかわからない。

こうなると、さすがに、 ―非接触―  を新常識と位置付けて、対応せねば、

となるわけですね。きっと。

 

そう判断して、大胆な動きを始めたみなさまには、拍手したい気分です。

仮にコロナ禍がなかったとしても、昨日の正解は今日の不正解になるような時代です。

風を感じたら、たとえ微風でも乗ってみる。

昨日までの正解を否定することも厭わず。

もし違うと思えば、さっさと降りればいいだけのことです。

途中で降りたら、そこまでのコストがもったいない、なんて思って動けないでいるとしたら、

それは、

「前向きコスト」と「後ろ向きコスト」の定義がちぐはぐになってるからです。

失敗するかもしれない新しい試みは「後ろ向きコスト」と思っていませんか?

今を維持させるための改善コストを「前向きコスト」としていませんか?

後者は明らかに「後ろ向きコスト」です。

どちらのコストに重きを置くべきかは、言うまでもないですよね。

 

でもきっと、

頭では理解している、だけど、、、

というのが大半なのでしょう。

 

個人も企業も

とりあえずの1歩は踏み出せても、

大胆な新しい試みの方向には、なぜ1歩を踏み出せないのでしょうね。

 

自分には先を読む能力がないから1歩を踏み出す勇気がない、

と思っているのでしょうか。

ピンチはチャンスだ、なんていうけれど、

どうやってピンチの中にあるチャンスを見つければいいんだよ、と思ってるのでしょうか。

 

そう思っているなら、私、断言してしまいますね。

先が読める人なんて誰一人いません。

ピンチの中にあるチャンスを見つけれる人なんて誰一人いません。

安心してください。

 

ニューノーマルは、こうなる、みたいな記事に

不安にならないでください。

ニューノーマルには、こう対応すべき、みたいな意見に

惑わされないでください。

 

先を読もうなんて考えを捨ててください。

チャンスを見つけようなんて考えを捨ててください。

 

やるべきことは、

自分がシアワセを感じれる世の中って、どんな状態なのか、

あなたの大切な人たちが喜ぶ世の中って、どんな状態なのか、

それをただただ考えること。

誰が何と言おうと、自分は、こう思う!というところに達するまで。

 

それが固まれば、あとやることは、唯一つ

それの実現に爆走することです。

「そんな世の中にはならないと思うよ」と周りに言われたとしても、

「いや、自分が、そういう世の中にするから、なるんだよ」と静かにニッコリ微笑みましょう。

 

チャンスは、見つけるものでなくて

自分で創るもの

 

私はそう確信しています。

 

 

 

2年ほど前、

有名企業の元役員など重鎮の方々がいる宴席で、私は、

酔っぱらっているフリをして、

「今の経営には、浪漫がない! 世の中がどうなるか、ばかりを気にして、

世の中をどうしたいか、という浪漫が今の経営者たちにはない! これは危機です!!」

と結構大きな声で言ったことがあります。

 

すると、高度成長期を支えてきた、ある重鎮の方が

私に握手を求めてくださいました。

「キミの言うとおり!よく言ってくれた! 浪漫、いい言葉だ!」 と。

 

 

あなたは、浪漫を抱いて仕事をしていますか。

 

 

これを機に、

この先どうなるか、なんて考えるのは止めて、

この先をどう創っていこうか、を考えてみてはいかがでしょうか。

ぜひ私と一緒に!

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