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韓国株式市場の「騒動」に学ぶ - ミライ経済Lab.株式会社‐企業改革に関するお悩みをサポート

コラム

韓国株式市場の「騒動」に学ぶ

カテゴリ: コラム 作成日:2020年10月30日(金)

こんにちは。ミライ経済Lab.株式会社 代表の神田千鶴です。

 

今回のコラムの題材、唐突だな、と思われたかもしれません。

でも、私にとってはタイムリーなんです。

なぜなら、鬼滅の刃よりも韓国ドラマにハマっているから、韓国の出来事にフラグが立つのです。

 

少し前に日本で多くの人がハマった現代ドラマではなく、

韓国で2年前に放送された時代劇なんですけどね。

ストーリーにハマり、主役の男性の演技にハマり、

その主役が人気アイドルグループのボーカルだと知って、毎日YouTube三昧です。

 

 

そんな時に飛び込んできたのが、

いま絶大な人気のアイドルグループ BTSを擁する事務所のIPO(新規株式公開)のニュース。

 

私がハマっているのは、BTSではないので、

上場直後に株価が公募価格の2倍以上急騰したというニュースを見た時は、

BTSめ、やるなーと勝手に対抗心を感じたのですが(笑)

その後、株価は急転直下の大暴落!!

 

私がみたニュースによると、要因は、

BTSのメンバーが、中国に関する発言をし、

その発言に対し中国世論がBTS批判を始めたから、だそうです。

中国ではBTSを起用する広告などが削除されたり、不買が起こり、

業績悪化不安から株が売られた、と。

 

ん…

なんともタイミングが不自然だな、と個人的には思うので、

仕掛け人がいて、今頃、世界のどこかでほくそ笑んでいるのではないか、

と訝しく思ってしまいます。

 

 

このニュースで私が注目したのは、

BTSを応援する一環という感覚で、株式を購入したファンの人々が

結構いたということ。

そして、購入から短期間での株価暴落を受けて

「貯金をつぎ込んだのに損した。払戻してほしい」

「株って返品できないの?」 

みたいなコメントがSNSにあがっているということ。

 

何人のファンが、どれぐらいの金額をつぎ込んで株式を購入し、

何人の人が、返金や返品と言い出しているのかは不明ですが、

少なくとも、

投資に対し、返金や返品を求める人がいる、というのが事実なら、

自分が生活している国の経済がどういう仕組で回っているのかを学生のうちに学んでおくことは、

とても重要なことだと改めて感じました。

 

 

日本では、

高齢者が投資詐欺にあったというニュースを時々みかけますよね。

「金利10%と言われたから、お得だと思った」なんていう被害者のコメントには、ため息がでます。

自分が生活している国の経済がどういう仕組で回っているのかを学生のうちに学んでいれば、

超低金利の今の日本で、いや、世界中で、

元本+10%を稼ぐことができる人がいるんだ、へーすごい、その人にお金を預けよう、なんて

思わないはずなんです。

 

逆に、

自分が生活している国の経済がどういう仕組で回っているのかを学生のうちに学んでいれば、

正しい投資が何かがわかり、不必要に恐れることもなくなるんです。

 

 

 

今回、韓国市場で株式を購入したBTSを愛してやまないファンの人たちは、

「投資って怖い」と植え付けられてしまった気がします。

それが残念でなりません。

 

日本ではそうならないように、

これからも弊社は、研修やセミナーで啓蒙に力を入れていこうと

改めて決意した出来事でした。

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