女性管理職の悩み 管理職はコスパが悪い⁈
こんにちは。ミライ経済Lab.株式会社 代表の神田千鶴です。
今回は、女性管理職(予備軍含む)の具体的なモヤモヤ
第2弾を取り上げていきます!
企業の人事担当者などからよく聞く言葉に
「管理職になりたがらない女性が多い」
「管理職に適任な女性がいない」
があります。
だからウチはダイバーシティなんか無理なんですよ、というのが人事担当者の言い分です。
確かに、管理職になりたがらない女性は一定数いるのは事実でしょう。
では、なぜ彼女たちはなりたがらないのでしょうか?
自分には荷が重いから? それは表向きの理由だと思います。
かつて私自身が管理職を打診されたのに固辞した時、
「もうちょっと自分のペースで自由にやりたい」と言い、
自分はまだ管理職の器をもっていないし覚悟もできていなくて力不足、というような回答をしたのですが、
心の中では、
この人手不足の中、プレイングマネージャーとして、
チームで回らない業務はすべて自分が巻き取らないといけない予感がして無理!
と思っていました。
そして、この心の中の思いが、固辞した本当の理由です。
ですが、だいたいの人事担当者が、表向きの言葉を聞いてすぐに引き下がります。
「あぁ、やっぱり女性はダメだわ」という顔をして。
もっとも、
本音の理由も承知した上で、
プレイングマネージャーやる覚悟ないなら、ウチの管理職はムリだな、とも思っているのでしょう。
それが力不足と言われればそうかもしれませんが、
業務の「量」をこなせる人が力のある人だという発想は、いい加減止めたらいいのに、とも思います。
なぜなら、業務の量と成果が比例していないと感じるからです。
こんな状態、企業にとっても、管理職予備軍の女性にとっても
非常にもったいない!
そこで、
本当は両者がそれに気付いて互いに新しい視点でアクションを起こすべきなんですが、
今回は、敢えて女性管理職予備軍に伝えたいと思います。
加えて、管理職になってみたけど、やっぱり割に合わない。。。と思っている人にも届けたいです。
ぜひ、管理職として、または管理職になって権限を得て、
割に合わない を自らの権限で撲滅してしまいましょう!
私自身が管理職の打診を固辞したのちに、それを撤回したのは、
先輩から「権限をもたないと組織は変えられないよ」と教えてもらったことでした。
だから、私が管理職になってまず実行したことは、
管理職は割に合わない!と思うようなチーム全体の業務の量、やり方を見直すことでした。
もう最初は、「なんで」「なんで」の質問連発でした。
部下たちに
「なんでこの業務やってるんだっけ?」
「なんでこのやり方なんだっけ?」
「なんでこのタイミングなんだっけ?」
メンバー各々にも、どうすればいいか案を出してもらって、チーム全員を巻き込んで実施しました。
これ、管理職が改革の責務を一身に負わないのがミソです。
チーム全員を巻き込みながらの改革は、チームとしての納得感も高く、新しい共通認識も醸成しやすい。
メンバーの当事者意識も高まり、何よりもチームワークが抜群になりました。
これらを管理職が独りでやろうとすると、どれだけの残業になる?と想像するだけで
「割が合わない」どころではないですよね、きっと。
そして改革後は、部下ができない日常業務を引き取る、なんてことはなく、
管理職はコスパが悪いと感じることは、激減しました。
どうですか、ちょっと実践してみたくなりました?
実践してみたいけど、ちょっと勇気がでない。。。
という方は、弊社のパーソナル・メンター制度サービス(Mentor to Empower)
をご利用頂いてもいいかもしれません。
あなたが1歩踏み出せるように、背中を押して差し上げます。
でもひとまずは、ご自身で、小さな改善から仲間と一緒に試してみてはいかがでしょうか。