働く女性のスキルアップ研究 一流のビジネスパーソンになる第1歩
こんにちは。ミライ経済Lab.株式会社 代表の神田千鶴です。
8月のコラムでは、私の『大人の自由研究』と題して、自分の成長機会になった
パワーワードを3つ紹介しました。
刺さる言葉というのは、環境、心情、それまでの経験など様々な違いから人それぞれなので、
私にとってのパワーワードが直接、誰かの役に立つとは思っていないことを承知の上での紹介でした。
ですが、
ほんの少しだけでも誰かのお役に立つ情報に変換できないだろうか、と考えてみたくなりましたので、
前回から3回に渡って、1つずつ取り上げています。
今回は、2つめのワードです。
これは、私が公認会計士になる前、外資系企業で働いている時に学んだ言葉として紹介しました。
(いつ、誰に言われたのか等々、、、詳細は8月コラムをご覧ください)
この言葉から私が学んだことは、
「謝罪」よりも「感謝」を意識すると
ビジネスコミュニケーションがスムーズで建設的になる、ということです。
そして、この
仕事の相手に感謝を伝えるという術は、
一流といわれている方々は、とても自然に使われているな、と感じる場面が多いのです。
ここからは私の勝手な考察ですが、
コミュニケーションが謝罪で始まる場合、次にくるのは謝罪の元凶に対する説明になります。
これは、相手からすると言い訳を聞かされる、ということですね。
たとえば、
「お約束の期限を超過してしまい、大変申し訳ございません。実は・・・ ということがありまして」
という具合です。
一方、同じシチュエーションでも感謝で始まる場合、
何はさておきネクストアクションをどうするかの相談になりやすい、というのが私の経験です。
たとえば、
「お約束の期限を超過してまでお待ちいただき、ありがとうございました。・・・が揃えば完了いたしますが、
現時点の状態でいったんお渡しした方がよろしいでしょうか、それとも・・・」
という具合です。
さて、これらの2パターン、あなたはどのような印象をもちましたか?
私が相手に伝える側である場合を思い出すに、
感謝から入ろうとすると、その続きとして、
言い訳よりも
どうしましょうか、これでどうでしょうか、と提案を付したくなっていました。
おそらく、 感謝→相手のために何とかせねば という思考回路になるのでしょうね。
これを謝罪から入ると
おそらく、 謝罪→自分の状況をまずはわかってもらいたい という思考回路になるのかと。
逆に
私が言われる側である場合を思い出すに、
謝罪から入られると、相手を責めたい感情になるのに
感謝から入られると、それに続く提案に回答しなければ、と感情がフラットになっていました。
もちろん、悪びれる様子が全くない感じだと穏やかではいられませんが、
お互いのためにコトを先に進めましょう、となりやすいというのが私の実感です。
これを重ねていくと、
色々な仕事が
結果としてスムーズに、互いが不快になることを減らしながら進んでいく気がしませんか?
一流といわれている方々が仕事上手なのは、
きっとこういう素敵な術をたくさんお持ちだからなのでしょう。
ということで、あなたも実践してみてはどうでしょうか。
これが一流のビジネスパーソンになる1歩になりそうな気がしませんか。
もしも、
コツがいまひとつわからないな、実践してみたけど上手くいかないな、と思ったら、
弊社のパーソナル・メンター制度サービス(Mentor to Empower)
を利用してみてください。
あなたが
感謝を基軸にしたらご機嫌に仕事が進んでいる!と思えるようになるよう、
寄り添い、それを実現できるようにサポートします。