働く女性のスキルアップ研究 会社への不満を解消する方法
こんにちは。
ミライ経済Lab.株式会社 代表の神田千鶴です。
8月のコラムでは、私の『大人の自由研究』と題して、自分の成長機会になった
パワーワードを3つ紹介しました。
刺さる言葉というのは、環境、心情、それまでの経験など様々な違いから人それぞれなので、
私にとってのパワーワードが直接、誰かの役に立つとは思っていないことを承知の上での紹介でした。
ですが、
ほんの少しだけでも誰かのお役に立つ情報に変換できないだろうか、と考えてみたくなりましたので、
9月から3回に渡って、1つずつ取り上げています。
今回は最後、3つめのワードです。
これは、私が公認会計士の新人時代に、何度も言われた言葉として紹介しました。
(誰に、なぜ何度も言われたのか等々、、、詳細は8月コラムをご覧ください)
この言葉から私が学んだことを、自分の会社に対して不満をもっている人にぜひ伝えたいです。
組織に所属していると、
仕事や会社の体制に何等かの不満や疑問を持っている人は少なくないでしょう。
その場合、あなたはどうしていますか?
諦めて我慢する? 愚痴を言って発散させる?別の組織に移る(転職)?
どれも自分を守る手段だし、否定はしません。
だけど、
たとえ転職したって、また違う不満は出てくる可能性が高いですし、
何の解決にもならないままでいいんですか、と問いたいです。
とエラそうに言う私も当初は、
上司に「なんとかして欲しい!」とものすごい剣幕で文句を言うだけの面倒くさい部下でした。
その当時の私は、
自分が抱く不満や疑問は組織のせいで、それを解決するのが上司の仕事
と思っていたからです。
だから自分は、我慢や陰口で済まさず、解決のための行動をとっているとドヤ顔でした。
でも、それは三流ビジネスパーソンの発想でした…
自分がご機嫌に働ける環境を望むなら、
根本を解決する必要があって、
そのためには、
何を課題や問題と感じているかを伝えるのも大事ですが、それだけではなく
どうすれば解消できると自分は考えているか、までを伝えないと前に進みません。
なぜなら、
上司は常に管掌内の全体視点で課題や問題をみていて視野が大きく粗くなりやすく
細部の細部までは把握していないので、「なんとかして欲しい」という要求だけでは
最善の具体策まで最速でたどり着くのは難しいからです。
課題や問題点だけを上司に伝えて、上司が何かしら対応してくれた時
「そうじゃないんだよなー」と思ったことはありませんか。
それは、上司が 『残念な人』 という場合もあるかもしれませんが、
上司と部下では見えている景色が違うので、
そもそもの発想から違っていることが原因の場合も多々あると思います。
だからこそ、部下の視点からの提案をすべきなんです。
私自身、上司に問題点しか伝えなかったところから、
「で、お前はどうしたいの?」と毎回聞かれ、それに答えられるように提案を準備するようになりましたが、
私の案を聴いて「それだと、こういう場合はどうするつもりでいる?」と突っ込みを受けたことで
自分の視座の低さを思い知ったことが何度もありました。
と同時にそれは、自分の今いるポジションよりも高い視座をみせてもらえる機会にもなりました。
上司にしても、部下の視点で提案されることで、たとえそれがチープな提案でも
課題や問題点がよりクリアに理解でき
また「叩き台」があれば具体的な対応策がイメージしやすくもなります。
会社への不満は、自分なりの提案とセットで伝える
これを意識し、実践し続けると
「働く」という意義が自分の中で変わるのではないかと思います。
組織をつくり経営しているのは経営陣だけではない、自分もその一員なんだ、と
じわじわと実感してくるはずです。
それは、今までにない世界をみること、
ビジネスパーソンとして、ものすごい成長になります。
そして、
組織自体も活性化していい方向に動き出すはずです。
と私は自分の経験から思っているのですが、どうでしょうか。
そうかもしれない、とあなたが少しでも思ったなら、ぜひ実践してみてください。
提案するにはコツが要りますし、最初は勇気も要ると思いますが、
我慢しながら悶々と毎日をこれからも過ごすのか、自分に問うてみてください。
それでも、
やっぱりチープな提案なんてする勇気がない、コツが知りたい、
実践してみたけど上手くいかない、と思ったら、
弊社のパーソナル・メンター制度サービス(Mentor to Empower)
を利用してみてください。
あなたが
会社の不満と前向きに対峙できるようになるよう、私たちが寄り添い、サポートします。