働く女性のスキルアップ研究 番外編 ーキャリアアップをいま考えるべき理由ー
こんにちは。
ミライ経済Lab.株式会社 代表の神田千鶴です。
2022年の締めくくりは、
冬の『大人の自由研究』とでもいいいましょうか
年末年始にちょっと自分と向き合う時間を作ってみませんか、という提案です。
お題は
『自身のキャリアアップについて』
です。
では、ちょっと前提のお話しから始めます。
リスキリング
最近、にわかに経済界で耳にするようになった言葉ですが、
聞いたことはありますか?
意味を知っていますか?
要は、時代が激変して今までのキャリアの延長線上にその先のキャリアはないので
別のスキルを身に付けるためにゼロから学び直しましょう
というものです。
そのために国は、今後5年でなんと1兆円の予算を投下するそうです。
ただし、現時点では予算以外のことはまだ何も決まっていないようです。
現時点で国がキャリアについて既に実行しているものに
企業向けのキャリアアップ助成金があります。
これは非正規雇用の労働者を企業が正規雇用にするのを促すためのものなので
企業が積極的に利用してくれれば、非正規の方々には確かにキャリアアップの1歩になりますね。
一方で正社員の方々にはこの制度の恩恵はありません。
これらの国の動きについて、私は個人的にその効果には懐疑的です。
なぜなら、企業主導の側面が強く、
そうすると、企業に属する個々人には危機感が醸成されないからです。
「自分のキャリアアップは会社が何とかしてくれる」という期待や
「ウチの会社はイケてない策しかやってくれない」という愚痴が飛び出すかぐらいで
自分のキャリアアップは自分で何とかしよう
という発想には至らないのではないかと思っているのです。
企業の方針に自分のキャリアアップを委ねることは、決して悪いことではないのですが、
営業や経理だった人が、会社からある日突然
「はい、明日からプログラマーとしての勉強をしてください」
と言われて、「はい、喜んで!」と応えられますか、というとどうなんでしょうか。
受け身でいるということは、こういう青天の霹靂も十分に起こり得るということです。
それも仕方ないと諦めて割り切るのか、さすがにそれは困ると思うのか。
まずは変化の激しい今の時代に身を置く自分と対話してみるべきです。
今は穏やかな環境で働いているなら尚更、いま考えるべきです。
コトが起こってからでは冷静に判断はできないし、
たとえ冷静に判断できたとしても自分の希望通りにはならない可能性が高いでしょう。
なぜなら、その前に危機感ある人は既にアクションを起こしていて
多くの人が希望する「良い枠」「おいしい枠」などは、
定員オーバーで受け付けてもらえないでしょう。意思表示が遅すぎると。
だからこそ、いまこの時期に自分のこの先のキャリアを真剣に考えるべきです。
ただし、考えてすぐ結論を出す必要はありません。
そのかわり準備はひそかにすぐ始めるべきです。
そして、タイミングを見計らうのです。
では、キャリアを真剣に考える、準備をするとは、具体的に何をどうすればいいのか、ですが、
私は、まず自己理解から始めるべきだと思います。
自分の特性、やりたいこと、やりたくないこと、価値観などを言語化し
改めて自分を客観的に分析することです。
その次は、時代の流れの見極めです。自分なりに仮説をたて予測をするのです。
そして、自分をそこに当てはめていく。
この流れでキャリアを考えるというワークの簡易版を今年の夏に早稲田大学教育工学ゼミ生の方々に
実践してもらったのですが、
「アプローチが新鮮だった」「モチベーションが上がった」などの感想を頂きました。
オリジナル版は、
弊社のキャリア支援アセスメント(Face Myself)のキャリアプラン検討コース・メンタリング付き
でご用意しています。
とりあえず自己理解だけしてみたい場合は、検査と自己分析のやり方解説だけでもご利用できます。
自分に投資コストと時間をしっかりかけてキャリアを考えてみてください。
年末年始、1年の反省というネガティブ思考でなく、
まずは自分でキャリアを考えるポジティブな時間にしてはいかがでしょうか。
そして、2023年早々から実際に動き出しましょう!
弊社へのお申込みは1月4日から受け付けております。
どうか良いお年を‼