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未来の働く女性たちにエールを ―就活はそれでいいのか2ー - ミライ経済Lab.株式会社‐企業改革に関するお悩みをサポート

コラム

未来の働く女性たちにエールを ―就活はそれでいいのか2ー

カテゴリ: コラム 作成日:2023年04月28日(金)

こんにちは。

ミライ経済Lab.株式会社 代表の神田千鶴です。

 

先月より、これから社会人になる女性に向けて伝えたいことを綴っています。

この時期になると、リクルートスーツに身を包んだ女性にどうしても目がいってしまい、

勝手に心配になり、勝手に応援したくなったからです。

 

先月 就活はそれでいいのか1 では、

自分を取り繕って企業や世間が決めた型に自分をはめる就活ではなく、

自律した就活をしようよ、と提案しました。

自己分析から始めて業界・企業分析を当てもなくやるのではなく、

自分は未来の社会に何を望んでいるのか自問自答することから始める方法です。

どういう社会を望み、自分がどう携わりそれを実現していくのか、イメージできたでしょうか。

それがまだできていない人は、先月の 就活はそれでいいのか1 を読んでまず実践してから

このコラムを読み進めてくだい。

 

 

 

今月は

どういう社会を望み、自分がどう携わってそれを実現していきたいのかイメージはできたけど

自分が望む社会を実現できそうな業界や企業が絞れない、見つけられない

という場合の考え方をお伝えします。 

 

まずは、自分が望む社会を実現できそうな企業を複数見つけたけど、絞り方がわからない

という場合の対処方法について、私の提案です。

 

このような場合は、もちろん無理に絞る必要がないので同時並行でエントリーや説明会、面接と

臨んでいけばいいと思うのですが、その場合、

あらゆる部分について比較して違いを整理していくことをお勧めします。

もう一度言います。あらゆる部分について比較、です。

例えば、企業紹介の画像、説明文、企業からの連絡タイミング、企業からのメール等の文言もです。

メールの文言なんて定型文なのに?と侮ってはいけません。

どの企業も内容はほぼ同じですが、それでも一言一句同じということはないはずなので、

つぶさに違いを分析してください。どんなに小さい細かい違いでも、です。

そして必ず比較記録をつけましょう。

この記録は、説明会でも面接でも続けます。

 

最後まで続けると比較項目は100以上になるはずです。

「あまり意味ないかも」と思うような視点でもいいので、思いつくだけ絞り出して比較してみてください。

誰に見せるでもないし、カッコイイ分析でなくていいのです。

ある程度の項目が並んで比較できたら、今度はヨコ視点からタテ視点に変えます。

比較した内容からそれぞれの企業の特徴を自分なりに言語化します。

これもカッコイイまとめ方でなくていいんです。自分との対話であって、誰かに報告するものじゃないので。

そして最後に、各企業を

A.「好きorなんとなく好きor好きかも」

B.「何とも思わない」

C.「嫌いorなんとなく嫌いor嫌いかも」

という自分の感情をベースにした3分類に分けて各企業にラベルを貼ります。

これで対応策は完了です。

あとはBを除外したAとCの自分の感情に変化がないか、内定諾否まで確認し続ければ

自分の中に答えが浮き上がってくると思います。

 

 

次は、もう1つの

自分が望む社会を実現できそうな業界や企業が見つけられない

という場合の対処方法について、私の提案です。

 

このような場合は、母集団を見直す必要があります。

つまり、探していた領域の見直しです。

そもそも、自分が望む社会を実現できそうな業界や企業を探すのは、「こういう業界ではないか」という

あたりをつけて探すことになると思います。

それで見つからないのであれば、探していた領域が違うか狭すぎる可能性が高いので

もう少し範囲を広げないといけません。

といっても、どうやって広げていいのかわからないこともありますよね。

そういう時、私がよく使う手は、

絶対違うと思う領域だけを外してあとは全部一旦取り込んでみるという方法です。

 

それでも見つからない場合は、もしかすると一般企業への就職が適さないのかもしれません。

NPOやNGOあるいは起業という選択肢もあるのかもしれません。

私が知る経営者の方々で「自分が欲しいと思ったサービスがこの世に存在しないから起業した」

という方は何人もいらっしゃいますしね。

ただし、大抵のことは誰かが何かしら事業化しているので、よし!起業だ!と早まるのはお勧めしません。

一旦は企業探しから離れて、『自分が望む将来の社会像』をキーワードに変換してWeb検索すると、

例えば、どこかの経営者のインタビューにヒットしてそこから企業に辿り着くかもしれませんので、

就活サイトの企業一覧に頼らず探す方法をまず試してみることをお勧めします。

ベンチャー企業に入社してくる人は、この方法で見つけたという方も一定数います。

 

 

 

どうでしょうか、これらのアプローチ。

限られた時間の中で、思うように進まない時は、焦るし思考停止に陥りがちです。

そんな時は、事実などを見える化すると少し冷静さが戻ります。

思考の範囲を変えたり、敢えて真逆のことを考えたりすることで再びアタマがゆっくり回転し始めます。

 

 もう一度、前回のステップと合わせてまとめてみます。

202302 1

 

 202304 1

 

納得感ある結果を得るためには、

必勝パターンみたいなHow toに安易に頼らず、面倒がらず、自分とよく対話をして就活してください。

本気で応援しています!

来月は、間違っている面接対策についてモノ申す を取り上げる予定です。

お楽しみにお待ちください!

 

 

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