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コラム - ミライ経済Lab.株式会社‐企業改革に関するお悩みをサポート

コラム

“ ニューノーマル ” に振り回されない

カテゴリ: コラム 作成日:2020年08月28日(金)

こんにちは。ミライ経済Lab.株式会社 代表の神田千鶴です。

 

今日は、総理大臣が辞意表明、というニュースに驚きましたが、

次の首相は、何を基準に選ぶことになるんでしょうね。

喫緊の課題はコロナ対応、関連してオリンピックと経済総崩れの死守ですから

政策論議にならないでしょうし。

まぁ、首相を直接選ぶわけでもないので、見守るしかない一国民です。笑

 

 

最近、よく耳目にとびこんでくるようになった “ ニューノーマル ” という言葉。

総理大臣が変わったからといって、新しい常識が刷新されるわけでもなく、

どう受け入れるのか、みたいな話題は、もうしばらく続くのかな、と思っています。

 

この言葉、元々はリーマンショックの時にうまれた言葉らしいというのを

私は今回、ネット検索して初めて知りました。

リーマンショックの頃は、もう会計士として監査の仕事をしていて、

経済用語には割と敏感だったはずなんですが、

そんな言葉を見聞きした覚えがまったくない、、、です。

 

当時、私が担当していた企業も業績がとんでもない事態になり、

監査上、難しく厳しい判断をしないといけない場面があったことは、よく覚えているのですが。

もしや、

当時の日本、そして企業は、『じっと我慢する』ことでやり過ごすことができたからでは。。。

新しい常識、常態を構築し、受け入れる必要が、結果としてなかったのでは、

と、いうのが私の仮説ですが、

当時の自分の周辺実態をおぼろげに思い出しての「感想」にすぎないので、ご容赦を。

 

今回の場合は、外出するな、人と接触するな、という

全国民に『じっと我慢する』ことが求められた事態で、しかもまだまだ、出口が見えない。

企業も『じっと我慢する』ことは、とっくに始めているけれど、いつまで耐え忍べばいいのかわからない。

こうなると、さすがに、 ―非接触―  を新常識と位置付けて、対応せねば、

となるわけですね。きっと。

 

そう判断して、大胆な動きを始めたみなさまには、拍手したい気分です。

仮にコロナ禍がなかったとしても、昨日の正解は今日の不正解になるような時代です。

風を感じたら、たとえ微風でも乗ってみる。

昨日までの正解を否定することも厭わず。

もし違うと思えば、さっさと降りればいいだけのことです。

途中で降りたら、そこまでのコストがもったいない、なんて思って動けないでいるとしたら、

それは、

「前向きコスト」と「後ろ向きコスト」の定義がちぐはぐになってるからです。

失敗するかもしれない新しい試みは「後ろ向きコスト」と思っていませんか?

今を維持させるための改善コストを「前向きコスト」としていませんか?

後者は明らかに「後ろ向きコスト」です。

どちらのコストに重きを置くべきかは、言うまでもないですよね。

 

でもきっと、

頭では理解している、だけど、、、

というのが大半なのでしょう。

 

個人も企業も

とりあえずの1歩は踏み出せても、

大胆な新しい試みの方向には、なぜ1歩を踏み出せないのでしょうね。

 

自分には先を読む能力がないから1歩を踏み出す勇気がない、

と思っているのでしょうか。

ピンチはチャンスだ、なんていうけれど、

どうやってピンチの中にあるチャンスを見つければいいんだよ、と思ってるのでしょうか。

 

そう思っているなら、私、断言してしまいますね。

先が読める人なんて誰一人いません。

ピンチの中にあるチャンスを見つけれる人なんて誰一人いません。

安心してください。

 

ニューノーマルは、こうなる、みたいな記事に

不安にならないでください。

ニューノーマルには、こう対応すべき、みたいな意見に

惑わされないでください。

 

先を読もうなんて考えを捨ててください。

チャンスを見つけようなんて考えを捨ててください。

 

やるべきことは、

自分がシアワセを感じれる世の中って、どんな状態なのか、

あなたの大切な人たちが喜ぶ世の中って、どんな状態なのか、

それをただただ考えること。

誰が何と言おうと、自分は、こう思う!というところに達するまで。

 

それが固まれば、あとやることは、唯一つ

それの実現に爆走することです。

「そんな世の中にはならないと思うよ」と周りに言われたとしても、

「いや、自分が、そういう世の中にするから、なるんだよ」と静かにニッコリ微笑みましょう。

 

チャンスは、見つけるものでなくて

自分で創るもの

 

私はそう確信しています。

 

 

 

2年ほど前、

有名企業の元役員など重鎮の方々がいる宴席で、私は、

酔っぱらっているフリをして、

「今の経営には、浪漫がない! 世の中がどうなるか、ばかりを気にして、

世の中をどうしたいか、という浪漫が今の経営者たちにはない! これは危機です!!」

と結構大きな声で言ったことがあります。

 

すると、高度成長期を支えてきた、ある重鎮の方が

私に握手を求めてくださいました。

「キミの言うとおり!よく言ってくれた! 浪漫、いい言葉だ!」 と。

 

 

あなたは、浪漫を抱いて仕事をしていますか。

 

 

これを機に、

この先どうなるか、なんて考えるのは止めて、

この先をどう創っていこうか、を考えてみてはいかがでしょうか。

ぜひ私と一緒に!

東京女性経営者アワードの審査員になりました

カテゴリ: お知らせ 作成日:2020年09月01日(火)

東京都知事の「女性経営者の規模拡大を応援したい」という思いからスタートしたプロジェクトの1つとして、

東京で事業を営む女性経営者の表彰が企画されました。

 

この度、弊社代表の神田千鶴が当企画の審査員を拝命いたしました。

 

 企画内容は、コチラ↓

https://tokyonew.newconference.tokyo/event/award.html

 

募集対象に該当する方、ぜひご応募お待ちしています。

また、募集対象に該当する女性経営者のお知り合いの方々、

ぜひ当企画をご本人にお伝えください。

 

多くの方のご応募を心待ちにしております!

“ ニューノーマル ” に振り回されるな、 と半沢直樹は言っている⁉

カテゴリ: コラム 作成日:2020年09月30日(水)

こんにちは。ミライ経済Lab.株式会社 代表の神田千鶴です。

 

前回8月のコラムでは、“ ニューノーマル ” という言葉に呑まれて

この先どうなるか、なんて不安になるのは止めて、

この先をどう創っていこうか、を考えてみませんか、とお伝えしました。

 

自分で未来を創る、というと身構えてしまいそうですが、

「こうなれば、いいのになー」 から考えてみる、

というとハードルが下がりませんか。

 

私の場合は、

日頃から「こうなれば、いいのになー」 ばかり考えていて、

数十年経ってから自分が思い描いていた様になったりすると、

お、時代がやっと私に追いついてきた なんて勝手に思ったりしています。

 

 

私の「こうなれば、いいのになー」 のひとつで、

まだ自分が思い描いているようになっていないものに、

“銀行のあり方” があります。

 

先日、大人気のTVドラマ 半沢直樹 が終わりましたね。

善が悪を懲らしめ、最後は1,000倍返し!というのが爽快なのかもしれませんが、

私は、善と悪の対立って、非現実的であまり好きではありません。。。

でも、このドラマを私も欠かさず観ていたのは、

自分が思い描いている銀行のあり方が、

あのドラマにメッセージとして込められていたからです。

*************************************

銀行は、経済を支えていく可能性豊かな企業を発掘したり、支えたりすることで

経済を創っていくという大役を担っていることの自覚を思い出せ、

自社や自身の保身や利益に固執していることの恥を知りなさい。

*************************************

全世界のバンカーが胸に手を当てて懺悔して欲しい、

土下座!土下座!と安易に言いませんが、

ホントにもう、悔い改めて欲しい、と思ってしまいます。

 

そう言うと、バンカーの方から

「いやいや、金融庁の“ご指導”の下で自由になんてできないんだよ」

「フィンテックの驚異、マイナス金利、、、環境に対応しようと、できることは必死にやってますよ」

と反論がきそうですね。

 

ならば、

銀行が変わろうとしているのか、自分で確かめたい。

そのいい機会と思い、

弊社としてコロナ対策特別融資を民間銀行に申請してみました。

結果は。。。。。。。

 

ご融資できません。

だそうです。

 

まぁ、結果に反論するつもりはないです。

評価は他人がするものなので。

 

ただ、やっぱり銀行は変わっていない、というのが体感です。

何の確認も質問もなく、提示した書類をもって結論を出されたので。

今は、膨大な融資申込み数でしょうから、1次審査は書類で完結というのは合理的なんでしょう。

でも、合理的処理を持ち込むべき場面ではないのでは、

と思うのは私だけでしょうか。

 

回答は、書面でもメールでもなく電話というのは、まだよかったと思いますが、

「形式的な審査で恐縮です」と何度も言う担当者の方は、

どんな気持ちでその言葉を放ってるんだろうな、と不思議でした。

 

融資却下の理由も、表面的なものしか伝えられないと感じ、残念でした。

「御社は、設立間もなくて、あの、、、その、、、ご実績を評価するのが難しくて、、その、、、」

「要は、弊社はまだ信用に値しないという理解でいいでしょうか」

「い、いえいえ、社長は公認会計士でいらっしゃいますから、信用がないというわけでは、、、」

こういう、建設的とは対局の、生産性のカケラもない対話がしばらく続きました。

説明機会がないので詳細説明していない中長期の計画が、第三者にはどう映るのか、

それもわからないまま、ただただ気を遣われて終わりました。

 

 

半沢直樹が子供の頃に抱いた、銀行への恨み、嫌悪感ほどではないですが、

私も似たような経験をして、銀行への違和感はずっと抱えているので、

今回の体験は、本当にガッカリの一言です。

 

 

銀行が本来の役割を見つめ直したから、

元気な企業が経済を牽引し始めた

 

 

そうなれば、いいのになー

 

 

まだ暫くは思い続けると同時に、

私は私のやり方で、企業が元気になるように支援をしていくぞ、

と決意を新たにしました。

 

 

自分がやる事の成果は小さくても、やがて仲間が増えて大きな効果につながるはず。

バタフライ効果を無条件に信じている私の仲間になってくれるのは、

このコラムを読んでくださっているあなたかもしれませんね。

 

 

協働できる日が楽しみです!

(少し煽ってみました。笑)

韓国株式市場の「騒動」に学ぶ

カテゴリ: コラム 作成日:2020年10月30日(金)

こんにちは。ミライ経済Lab.株式会社 代表の神田千鶴です。

 

今回のコラムの題材、唐突だな、と思われたかもしれません。

でも、私にとってはタイムリーなんです。

なぜなら、鬼滅の刃よりも韓国ドラマにハマっているから、韓国の出来事にフラグが立つのです。

 

少し前に日本で多くの人がハマった現代ドラマではなく、

韓国で2年前に放送された時代劇なんですけどね。

ストーリーにハマり、主役の男性の演技にハマり、

その主役が人気アイドルグループのボーカルだと知って、毎日YouTube三昧です。

 

 

そんな時に飛び込んできたのが、

いま絶大な人気のアイドルグループ BTSを擁する事務所のIPO(新規株式公開)のニュース。

 

私がハマっているのは、BTSではないので、

上場直後に株価が公募価格の2倍以上急騰したというニュースを見た時は、

BTSめ、やるなーと勝手に対抗心を感じたのですが(笑)

その後、株価は急転直下の大暴落!!

 

私がみたニュースによると、要因は、

BTSのメンバーが、中国に関する発言をし、

その発言に対し中国世論がBTS批判を始めたから、だそうです。

中国ではBTSを起用する広告などが削除されたり、不買が起こり、

業績悪化不安から株が売られた、と。

 

ん…

なんともタイミングが不自然だな、と個人的には思うので、

仕掛け人がいて、今頃、世界のどこかでほくそ笑んでいるのではないか、

と訝しく思ってしまいます。

 

 

このニュースで私が注目したのは、

BTSを応援する一環という感覚で、株式を購入したファンの人々が

結構いたということ。

そして、購入から短期間での株価暴落を受けて

「貯金をつぎ込んだのに損した。払戻してほしい」

「株って返品できないの?」 

みたいなコメントがSNSにあがっているということ。

 

何人のファンが、どれぐらいの金額をつぎ込んで株式を購入し、

何人の人が、返金や返品と言い出しているのかは不明ですが、

少なくとも、

投資に対し、返金や返品を求める人がいる、というのが事実なら、

自分が生活している国の経済がどういう仕組で回っているのかを学生のうちに学んでおくことは、

とても重要なことだと改めて感じました。

 

 

日本では、

高齢者が投資詐欺にあったというニュースを時々みかけますよね。

「金利10%と言われたから、お得だと思った」なんていう被害者のコメントには、ため息がでます。

自分が生活している国の経済がどういう仕組で回っているのかを学生のうちに学んでいれば、

超低金利の今の日本で、いや、世界中で、

元本+10%を稼ぐことができる人がいるんだ、へーすごい、その人にお金を預けよう、なんて

思わないはずなんです。

 

逆に、

自分が生活している国の経済がどういう仕組で回っているのかを学生のうちに学んでいれば、

正しい投資が何かがわかり、不必要に恐れることもなくなるんです。

 

 

 

今回、韓国市場で株式を購入したBTSを愛してやまないファンの人たちは、

「投資って怖い」と植え付けられてしまった気がします。

それが残念でなりません。

 

日本ではそうならないように、

これからも弊社は、研修やセミナーで啓蒙に力を入れていこうと

改めて決意した出来事でした。

働く女性のためのメンター制度を立ち上げました

カテゴリ: お知らせ 作成日:2020年11月12日(木)

この度、働く女性のためのメンター制度を立ち上げました。

2020年11月11日~12月15日の期間にお申込み頂いた方限定で

パイロットテスト期間特別料金にてサービスを提供させて頂きます。

 

サービス詳細の説明、お申込みをご希望の方は、コチラからお問い合わせください。

お申込み希望者で、弊社より申込書を取得された方は、コチラから『ご案内とご注意事項(ご利用規約)を確認の上、お申込みください。

 

また、よくある質問を一覧にしています。コチラもご確認ください。

 

アメリカ大統領選挙で思い出したこと

カテゴリ: コラム 作成日:2020年11月30日(月)

こんにちは。ミライ経済Lab.株式会社 代表の神田千鶴です。

 

アメリカの大統領選挙、まだゴタついていますが、

一応、結果は出ましたね。

4年前は、ヒラリーさんが「ガラスの天井を打ち破れなかった」と敗北宣言し、

今回は、カマラさんが「ガラスの天井にヒビを入れた!」とマスコミが大騒ぎしています。

 

この 『ガラスの天井』 理論は、

起業した女性経営者をも縛っているのだな、、、

最近、ふとそう思いました。

 

 

弊社は来月で創業2年を迎えますが、

この2年間、

女性経営者を支援させて頂くことが何度もありました。

対象は、創業期から成長期にある会社の経営者の方々で、

どの女性経営者も皆さん前向きでアグレッシブでエネルギッシュ。

会話していても、こちらまで元気を頂きますし、とても頼もしく感じます。

 

なのですが、、、

 

同時並行で支援している、成長期にある会社の男性経営者と比べると

成長のスピードもボリュームも全然違う。

と、いう気がしたのです。

 

パワフルな経営者というのは共通なのに、

男性と女性で違いがでるのかしら、、、

 

考えてみて1つピンときたのは、

有益な経営者用ネットワークを持っているか否か、

ではないかということ。

 

 

企業の役員に女性が少ない一因が

オールド・ボーイズ・ネットワーク(元IBM取締役 内永ゆか子さんの言葉)の存在

というのはよく聞きます。

ベンチャーの世界もご多分に漏れず

ベンチャー・ボーイズ・ネットワークが確立しています。

ベンチャー経営者同士で切磋琢磨したり、

大企業の先輩に助言を求めたり

経営を推進するための強力な “武器”を持っています。

 

これに対して、女性経営者は、そんなネットワークを持っていないし、ツテもない。

そういう方が多いのでは、という気がしました。

もちろん、女性経営者で有益なネットワークをお持ちの方はいますし、

ベンチャー・ボーイズが彼女らを疎外しているのでもありません。

もし彼女たちがそのネットワークを知っていても、加わっていない可能性も高い。

なぜなら、ベンチャー女子たちにはボーイズの空気が合わない気がするのです。

 

なぜ空気が合わない気がするのか。

 

それは、

『経営』との向き合い方が、決定的に違うから

ではないかと思っています。

 

 

私の見聞きしてきた経営者たちを思い浮かべての自論なので、完全なる偏見で、

ベンチャー業界全体を示唆する普遍的な事実ではないことを念押しして続けます。

 

 

一言で表現すると、

ベンチャー・ボーイズのスタンスは、パラシュート型 

ベンチャー女子のスタンスは、ビラミット型

に私にはみえています。

 

つまり、ベンチャー・ボーイズは、目標点まで想像の中で一気に飛び、

さあ、ここにくるまでにどういう道を辿ろうかと

パラシュートで降りながら、考えながら、現実の地面へ着地してくる

自分に足りないものが明確なので、上手く支援も使える。

 

これに対し、ベンチャー・女子は、まず現実の地面を見つめ、

その場で、ピラミットをぼんやりと想像しながら、さて、どうやって石を積んでいくか、と考える。

下から着々と積み上げて、その度に自信をつけて次に進む。

そしてある日、急に天井にアタマをぶつける時がくる。

想像したピラミットが完成するまで、まだまだなのに、、、

誰も何も教えてくれなかったし、今から誰に何を聞けばいいんだろう、と困り果てる。

 

 

ガラスの天井というのは、

元々、ピラミット型のスタンスである女性が、

必然的に遭遇するものなのだと、改めて感じました。

ならば、

下から天井を見上げて叩き割ろうとするのでなく、

意識的にパラシュート型になって、

屋根から下に向けて勢いよくお尻で飛び乗れば天井ぐらいすぐ壊れるのでは。

と、思うのは楽観すぎるでしょうか。

 

パラシュート型の経営スタンスだと、

  • 経営のスピードが圧倒的に早まります
  • リスクテイクが大胆になります
  • 過程に満足せず、成果へ執着するようになります
  • 将来ビジョンのスケールが大きくなります

なぜなら、目先の目標でなく、最終ゴールを最初に、明確に見据えているからです。

 

念の為申し添えますが、ピラミッド型が悪いという話ではありません。

出来上がってしまっている“元”男性社会の経済界で、しなやかに女性が経営していくには、

したたかな戦略行動も必要で、発想の転換も一考だということです。

パラシュート型に転換すれば、アドバイスをもらえる人はたくさんいるでしょう。

 

でもやっぱり私はピラミット型、という人には、

ガールズ・ネットワークを構築するのも戦略のひとつですね。

試行錯誤し、切磋琢磨すると、すごい相乗効果も期待できそうです。

そんな女性経営者を支援する様々な『種まき』は既に始まっていますので、ぜひお楽しみに。

 

 

「ガラスの天井、昔あったね、そんな表現」と多くの女性が笑える日を想像しながら

精進するぞー!と思った出来事でした。

“ 価値 ” を考え直す機会だった一年の仕事納めに決めたこと

カテゴリ: コラム 作成日:2020年12月28日(月)

こんにちは。ミライ経済Lab.株式会社 代表の神田千鶴です。

 

本当はオリンピックで盛り上がるはずだった幻の2020年。

年末の世の中を見渡すと、無事に終わる、、、とは表現できませんが、

とにかく2020年が終わろうとしています。

 

 

様々なことを変化させなければならず、また実際に変化した年でした。

でも、いろいろ大変だったな、の一言で終わらせるのはもったいない。

今まで当たり前だったコトやモノについて、

これって「価値」あるんだっけ、

と考える機会を強制的に与えられたのは、すごいチャンスだと思います。

 

テレワークの浸透は否応なしに進み、

それに派生してWeb会議、Web飲み会も結構「日常」になりました。

Web上にお店をもつことも、コスト的、技術的に敷居がずいぶんと低くなりました。

なので、背に腹は変えられないと、思い切ってチャレンジしてみて

結果を掴んだというケースも実は多いのではないでしょうか。

 

弊社も、設立2年目ではありますが、このまま事業を続けることが

社会への貢献につながるのかを改めて真剣に考えました。

そのおかげで、熱く強い意思を持って新事業の準備を開始することができています。

 

 

 

企業が試行錯誤するのと並行して

個人も働き方や生活を見直すことになりましたよね。

副業、転職、起業などなど

平時には考えなかった人でも色々と思いを巡らせたのではないでしょうか。

 

今までの場所、役割に留まるとジャッジした人も含め、

自分のキャリアの棚卸しと方向性を整理して判断し、アクションを起こした人には

拍手を贈ります。

 

私は、自分の会社のことで頭がいっぱいだったので、

自分自身の見つめ直しはできていません。

年末年始を使って、Will Can Must 分析をしようと思っています。

まずはWill。何をやりたいか、から。

そしてCan。何ができるか、できているか。

最後に両者を埋めるMustの順で分析します。

まずCanからはじめると、必ずWillがチープになるので。

 

 

この一年をどうにかやり過ごしてきた方も

年末年始にぜひ自分分析をしてそれを可視化してみてはいかがでしょうか。

 

そして来年、うんといい一年に創り上げていきましょう!!!

一年の始まりに決めたこと

カテゴリ: コラム 作成日:2021年01月31日(日)

こんにちは。ミライ経済Lab.株式会社 代表の神田千鶴です。

 

てんやわんやの2020年が幕を下ろしたと思ったら、

2021年は

首都圏を中心に緊急事態宣言の発出から幕を開けました。

 

 

年末年始は、自分自身のことについて、Will Can Must 分析を使って見つめ直そう

と思っていたのですが、

結局はまとまらず、途中でそーっと脇に置いてしまいました。トホホです。

 

元々、1年ごとの目標なども立てない派なので、

まぁ、気が向いたらね、と自分に言い訳して一年が始まりました。

 

始まったと思ったら、もう1月が終わりだ、と驚くと同時に、

祖母がよく言っていた言葉をふと思い出しました。

年明けから3か月は、あっという間に終わってしまうという意味で、

1月は、いってしまう

2月は、にげていく

3月は、さっていく

のだそうです。祖母によると、ですが。

 

なんだか知らないうちに一年の4分の1が終わってしまう、

そういわれてみれば、私も今までそうだったかも、と思い、

今年はちょっと抗ってみたくなりました。

 

かといって、「今年は、〇〇を頑張る!」みたいなことを決めると

それに縛られてしまうので、

今年は、「機械的に処理することをやめる」 と

やらないことを1つだけ決めてみました。

 

たとえば、今までは、

毎週届く専門書を、その週が終わるまでに読破すること、というマイルールに縛られて

読む という機械的処理になってしまい

内容が見についたのかというと、あれ?ということも多かったんです。

それを改め、

自分のその時その時の行動を丁寧に、大事に扱ってみようと決めました。

 

それでも

気付いたら1年の4分の1がー、、、と言ってるかもしれませんが、

ちょっと実験気分で

楽しんでみたいと思います。

 

あなたは、どんな1年を想い描いていますか。

頑張り過ぎて息切れしないように、

欲張らずに、

私みたいに結構具体的だけど漠然としている決めごとでも作って

楽しんでみてはいかがでしょうか。

「そこじゃないんだよな」と思う頻度が増加中

カテゴリ: コラム 作成日:2021年02月26日(金)

こんにちは。ミライ経済Lab.株式会社 代表の神田千鶴です。

 

この1ヶ月は、コロナワクチンや株価が3万円台になったこと、五輪大会委員長の交代など

大きなニュースが色々とありましたね。

 

私の情報源は、テレビ、新聞、ツイッター、ブラウザのトップページ ぐらいで、

まだまだ前時代的な感じですが、テレビのニュースについては、視聴時間がどんどん減っています。

特に、夜の1時間枠のニュースは、どの局もワイドショーと変わらないと感じていてウンザリしています。

 

 

株価が3万円台になった日の夜も、テレビをつけっぱなしにして仕事をしていたら、

「株価3万円台」というワードが耳に飛び込んできました。

それで、続きをちゃんと見ようとテレビの前に移動したのですが、

そのニュースの冒頭は、バブル期以来の3万円台と強調し、バブルの頃の映像が長々と流れました。

その当時は、日本がどれだけ浮かれていたのかを振り返り、

今回は好景気の実感もないのに、なぜでしょうかね、とキャスターがまとめコメントをして終わりました。

 

私は思わず 「え⁉終わり???知りたいのは、バブル景気の雰囲気じゃないんだよなー」

と割と大きな声で独り言を発してしまいました。

 

 

五輪大会委員長の失言のニュースの時もそうでした。

日本の社会はまだまだ男社会であること、

今回の件で、当初は周りの政治家が本人を擁護する動きだったことからも、

政治家には特に女性蔑視が根強く残っていること、

だから女性の政治家が少ないことの証左になるのでは、

女性の政治家が極端に少ないからジェンダーギャップ指数のランキングがどんどん下がっていくのでは

女性の政治家がもっと増えたら、斬新な発想や大胆な決断でより良い社会づくりになるのでは、

という世間への問いかけがされるといいなーと思っていました。

 

ところが、私が見たいくつかの局のいくつかのニュースに限っては、

それらの点はさらりと流され、

発言した本人をただただ責めたてているだけのように見えました。

挙げ句は、次の委員長に就任するのは誰かを一生懸命議論していて、

そのワイドショーぶりに「そこじゃないんだよな、発信して欲しいこと」とガッカリしてテレビを消しました。

 

 

 

そして、

自分の仕事でも「そこじゃないんだよな。」と心の中でつぶやくことが最近多いな、と感じます。

 

私はベンチャー企業の監査役を務めさせて頂いていて、

会社が正しく成長し、会社の存在価値が向上するために貢献しなければ、

と思って取り組んでいます。

その役割が果たせるようにと、監査役に関する専門誌や書籍、研修などで研鑽もしています。

ですが、、、情報に触れるたびに「そこじゃないんだよな、ベンチャーの監査役として知りたいこと」

と思うことがとても多いんです。

 

ですから、ベンチャーの監査役に必要な情報は、

自分で整理して発信してみることに決めました。

 

 

次月以降、どうぞお付き合いください!

ベンチャー企業の監査役の役割を考えてみる

カテゴリ: コラム 作成日:2021年03月31日(水)

こんにちは。ミライ経済Lab.株式会社 代表の神田千鶴です。

 

先月は、「ベンチャーの監査役を務めている私が

欲しいと思う情報がなかなか手に入らない」と思っていることをお伝えしました。

そして、文句を言ってないで、自分なりに整理して逆に発信してみようと決めましたので、

今月から暫く、どうぞお付き合いください!

 

 

今回は、

ベンチャー企業では、監査役という役割をどう位置付けているのかと、

どう位置付けるべきと私が思っているのかを整理したいと思います。

 

 

 

冒頭から言葉を選ばず表現しますが、

そもそも監査役というのは、法で設置が求められているから”やむなく“置いている、

という程度だった時代がずっと続いていました。

つまりは、何をするのか、どんな役割があるのかはどうでもよくて、とにかく、監査役〇〇氏

が当社にはいます、と言えればいい、という会社の意思表示をその人選から私は感じていました。

 

それは、ベンチャーに限らず上場企業ですらその『会社の意思表示』を感じていたのですが、

ベンチャーはことさら報酬額にもその『意思表示』をひしひしと感じました。

 

私が独立してから常勤監査役としてのオファーをたくさん頂きましたが、報酬額は、

「それ、名前だけ貸してくださいというレベルですよね」という金額であることが多かったのです。

上場企業に比べて資金的に余裕がないから、という理由も大きいとは思いますが、

意義の感じられない役割の人にかけるコストは最小限に、という理由も大きいというのが私の印象です。

 

ベンチャー企業で監査役の意義が感じられないというのは、

もちろん、監査役の役割を知らないということではありません。

ここも言葉を選ばずに表現しますが、

攻めに攻めて成長真っ只中の組織で、ガバナンスの不備や事業にダメ出しばかりする人がいても

成長の足かせになるだけ、だから何も言わずに存在だけしておいてください、

ということなんだろう、というのが私の理解です。

 

そして、その考えについて、私は半分納得しています。

 

監査役の役割とは、経営を監督することなので、

上場企業であれば、発見したガバナンスの不備をバンバン指摘し、

改善せよ、と伝達さえすれば、

然るべき責任者の指揮で改善が進んでいくはずです。

でも、ベンチャー企業ではそうはいきません。

 

それは、上場企業は会社としての体制が整っているのに対して、

ベンチャー企業は会社としての体制自体がまだ整っていないからです。

そして、ベンチャー企業に所属するメンバーは、体制自体が整っていないということについて

自覚があるわけです。

それを改めて、「ここができていない、あそこもできていない、それから、、、」と指摘だけされても

「はい、すみません。その通りです。でも成長しないといけないので日々の業務で一杯です」

と言わないまでも、心の中では思うでしょう、間違いなく。

 

つまり、

出来上がった企業を前提に監査役が「こうあるべき」と遠いゴールを見せてもほぼ意味がないのです。

それよりも、

多数の不備の中で優先すべきなのはどこか、

なぜそれを優先すべきなのか、

それをどう実行していくか、

経営陣やメンバーが青写真を描けるようにサポートすることが必要だと思っています。

 

 

一方で、私が半分納得していないのは、

成長が最優先だからといって、守り領域をおろそかにしたまま成長を続けると、

将来、不正や重大な事故が容易に発生する組織になってしまうというリスクの大きさに

目を向けられていないもどかしさです。

清く正しく、守りも重視した経営は、あとから仕組化することでできると思っているのかもしれません。

それこそ、IPOの段階で求められる様々な要件を形式的にクリアすることで、

体制を整えるつもりなのかもしれません。

ですが、それでは手遅れだと私は思っています。

 

なぜなら、ベンチャー企業のガバナンスで最も重要なのは、仕組よりも、企業文化の醸成だからです。

清く正しく、守りも重視した経営の重要性を早い段階から企業内に醸成していかなければ、

仕組みは後から作れても、企業文化は1秒1秒の積み重ねであり、

残念ながらお金で買えるものでも時間をかけて変えることができるものでもありません。

 

ニュースに取り上げられるような上場企業の不祥事も

「これぐらいはいいよね、とにかく今は前へ進もう」その小さな積み重ねが

時間と共に歪んでいった結果であり、一度歪んでしまうと、小手先の改善策を講じても

また忘れた頃に不祥事は発生する、というのが私の見立てです。

 

企業文化は、木で例えると根っこ部分なので、枝葉の枯れた部分だけを取り除いても、

根っこが腐っているとどうしようもないということです。

ベンチャー企業でも、枝葉が勢いよく伸びている部分だけを見ていたら、根っこが腐ってた、

ということになれば残念極まりないですよね。

根っこが腐っては、もうどうにも立て直しができないのですから。

木が倒れるまでは騙し騙しやっていけるとは思いますが。

 

そういう将来リスクを監査役が経営陣に説いていくのがとても重要なのでは、と思っています。

 

 

 

ということで、今回のお題についてまとめると、

ベンチャー企業の監査役の役割とは、

① 経営陣と所属メンバーに守り領域の重要性を啓蒙すること

② 課題の指摘だけでなく、課題解消の道筋まで提案するという体制構築の一翼を担うこと

 

ではないかと私は思っていますが、皆さんはどうお考えでしょうか。

 

 

ベンチャー企業は、組織として未熟なこと、人員に余剰がないこと、

これから世の中に浸透していくような、今までにない新しい事業を手掛けていたり、

新しい仕組を採用していたり、動きが早く変化も激しいです。

 

だから

上述の役割を監査役が担うには、相応の知識とセンスと判断力と胆力が要ります。

そして、そんな監査役を迎え入れるベンチャー企業は、

それなりの報酬を支払ってでも適任者を探すべきだと思っています。

 

 

ちなみに、いまの私の場合は、

元々、経営者が守りの重要性を理解していて、それなりの報酬で適任者を探していたということもあり、

2つの役割のうち②に全力集中しています。

 

試行錯誤の連続で、常に「これでいいのか」と自問しているので、

時が経てば考えも変化するかもしれませんが、

今のところは、この2つが監査役の役割だと確信しています。

 

 

それを前提にまた

次月以降も、どうぞお付き合いください!

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